「雪虫」の天気予報

皆さんこんにちは。
段々と秋も深まり、まもなくやって来る冬の到来を肌で感じるようになりましたね。
ところで虫達も冬の到来を感じることができるのでしょうか。皆さんどう思いますか。

暖かい穏やかなある日、京都の町の中を歩いていて何かが顔に当たりました。
よく見ると小さな虫が白い綿毛のようなものを身に付け、薄いブルーの小さな羽根を震わせて、
あっちこっちとまるで小雪が舞っているように飛んでいます。
大きさは2~5ミリくらい。両手でふっと包み込むように捕まえることができます。
私は「あ!もうすぐ寒さが来る」と直感しました。
なぜですって? 私は実は10数年前にスキー場のロッジ開きに行ったときに、
この虫は寒さをしっかりと事前に感じることができる天気予報虫であることを
教えてもらっていたからです。

その年は暖冬でした。
いつから冬支度に入ったらいいのかと、みんなが困っていた時のことです。
「今年も年内は雪無しかなー」とあきらめぎみの溜め息をついた時でした。
暖かな日差しを浴びながら、この虫がどこからともなくフワフワと
あたり一面に飛び始めたのです。
地元のおばさんが「雪虫だ。もうすぐ雪が降る!」と教えてくれました。

Yukimushi.jpg

この「雪虫」は事前に寒さを察知し、飛んだ数日後は必ずといって良いほど
急激に温度が下がって雪が降ったりするのだそうです。
京都では「白子屋のお駒はん」とも呼ばれているそうですが
本名をアブラムシの仲間で、「トドノネオオワタムシ」といいます。
晩秋のわずかな気温の変化から初冬の訪れを素早く察知し、
交尾をして卵を産むために命懸けの新婚旅行に出るのです。
この時の飛ぶ姿が雪を思わせるため雪虫と呼ばれているんです。
毎年、雪虫の寒さ到来を予知する天気予報能力はすごいなー!と感心しています。

皆さんももしこの雪虫に出会ったら、お子様が風邪を引かないように
暖かな服装にしてあげてくださいね。
結構皆さんのまわりでも飛んでいますよ。

2007年12月12日 09:50 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

雪虫見てみたことないです。
先生のブログを読むまで知りませんでした。
寒い地域の友達に聞いたら、知っていました。
雪虫見てみたいです。今年は本当の雪は降るのかな?

Posted by: 悠 | 2007年12月25日 17:20


北海道生まれなので、雪虫は子供の頃から何度となくみてきました。
本当に雪のようにふわふわたくさんとんで、そして本当に、必ず雪が降りました。
逆に、風花というのを見たことがありませんでした。北海道でもみることあるのかな?
機会がありましたら、ご教授ください。
では、また。

Posted by: motoko | 2008年4月 3日 08:08