お正月に飾る門松

新年おめでとうございます。
お正月には玄関に門松を飾りますがこの松を飾ることにどんな意味があるのでしょうか。

Kadomatsu.jpg

古くは中国から日本に伝わった習慣で、門松はお正月に家々に迎えられる神様が宿る安息所であり、また神霊が下界に降りてくるときの目標物と考えられていました。
そして感謝の気持ちをあらわしています。
最初は松だけを飾っていたようですが鎌倉時代の頃から切った竹も添えるようになったと言われています。

またマツという呼び名は、神様が松の木に降りることを『待つ』がマツになったという説があり、いつも緑でいて、どんな痩せた土地でも風雪に耐え生き延びる神様の命が宿っている長寿の象徴として愛されました。
その意味にあやかり、幸を受ける為の飾りという意味もあるようです。

今「痩せた土地に」と言いましたが、日本には里山や丘陵に生育する『アカマツ』と
海岸等の砂浜や磯辺を中心に生育する『クロマツ』があります。
どちらの松も、いつも人の手が入って木々が切られたり
落ち葉がかき集められたりしている土が痩せている場所か、
岩場や砂地のような土のない痩せ地にしか生育できないのです。

美しい景色の象徴として『白砂青松(はくしゃせいしょう)』と言いますが、
白砂とは極度に土のない痩せ地という意味です。
ですから言い換えると、飾る松がいまだ存在するということは
人々が自然に働きかけ木を切ったり落ち葉を集めたりしている海辺や里山がある、
という証なんですね。
人々が手を入れることをやめると、海辺の松林や里の松山はたちまち落葉樹や
常緑広葉樹の森林に変わってしまい松林は姿を消してしまいます。
実は今、この松林が全国で急速に減っているんです。

昔は松を飾ることが神様と共にいるという証だったとするならば、
現代ではまだ人々が自然と関わりを持っていることの証なのかもしれません。
門松を見たら、神様への感謝の気持ちとともに
「私たちが自然に手を入れて守っていくことで、
 こんな素敵な松を飾ることができるんだ」
ということを思い出してみて下さいね。

2008年1月 9日 09:49 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

そんなエピソードがあったとは知らなかったです。
いつまでも、門松を見れるお正月が巡ってくるといいなぁ・・・

Posted by: ぱっぴ | 2008年1月11日 13:43


こんにちは!!!
初めて見ました!!
早速申し訳ないんですけど、
今度でいいので
私の疑問に答えてください!!
     私の疑問は、
〔歳神様は、年に何回下界に来るのですか?〕

Posted by: ディズニー大好きっこ | 2009年1月11日 19:42


コメントを投稿する

ブログの管理者が公開を承認するまでコメントが反映されない場合がありますので、ご了承ください。 また、投稿されたコメントはフジテレビKIDSが企画・制作する映像物や出版物、ウェブサイト、広告宣伝などで利用させていただく場合がありますのであらかじめご了承 ください。