誤解でついた「チューリップ」の名前

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やっと暖かな日が続くようになりましたね。
今日は春の花壇を飾るチューリップのお話です。

チューリップは江戸後期の1913年に展覧会が日本で催された時、収集品の一つとしてヒヤシンス等と一緒に紹介されたことが最初と言われ、当時キューリップとかウッコンコウと呼ばれていたそうです。
大正時代には新潟県で最初に栽培が始まり、やがて全国に広がり日本のアイドルになっていったようです。

ところでチューリップの故郷は何処だと思われますか。

私たちはチューリップで思いつく国は? と言うとオランダ! と答えが返ってくるくらい、
オランダが故郷と思いがちですが実は間違いなのです。
元々は小アジアに、いくつかの野生種があったようですが今私たちが見ているものとは
違っていて、園芸チューリップの元の種はトルコで誕生し栽培されたものです。
「イスタンブールのトルコ人があちこちの庭でチューリパンと呼ぶ花を栽培していたのを見た」
と16世紀の初め、ローマ帝国の大使として派遣された人物の記録が残っています。
16世紀半ばにウイーンに伝わり、やがてオランダにも伝わり
多くのチューリップ品種が生み出され、その後ヨーロッパ全土に伝えられたものなのです。

ところで何気なく呼んでいるチューリップの呼び名にはどんな意味があるのでしょうか。

あるイギリスの園芸研究家がトルコに赴いた時「現地でこの花は何か」と聞いたところ、
現地のトルコ語ではラーレと言うのですが、形を聞かれたと勘違いした現地人が
「この花の形は頭巾の形をしたトルコ帽(チューリパン)に似ている」との意味で
「チューリパン」と紹介したそうです。
これをこの花の名前と勘違いして、その誤解が世界に紹介され、
チューリップの語源となったと言われています。
とんだ勘違いから生まれた名前なんですね。
まさか帽子の名前とは。

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またチューリップの美しさを象徴する話として次の様な話がギリシャ神話に残っています。
昔浜辺にチューリップという名前の美しい娘がいたそうです。一生懸命働いて泉の近くで休んでいると、四季の神、収穫の神とも呼ばれている神がやって来て、たちまち美しいチューリップに一目惚れしたそうです。
その日から毎日追いかけ回されたチューリップは恐ろしさのあまり必死に逃げ回りましたが、とうとう追いつめられてあわや! と言う時、貞操の神様に「私を守って下さい」と祈ったそうです。

すると捕まる寸前に、彼女の姿は今の「チューリップ」に変わってしまったということです。
美しい花はいつの時代も美人の象徴なんですね。

2008年3月19日 09:51 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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