蓮の花の不思議なホッカイロ!

皆さんいよいよ暑い夏が近づいて来ましたね。
この季節は意外と目立ったお花の少ないときと思われがちですが、
実は今からが本番の素晴らしい日本の文化を代表するお花があります。
京都通の観光客はこのお花を観賞にわざわざお寺詣でをされる方もあると聞いています。
さて何でしょうか。

そのお花とは蓮です。
蓮は恐竜時代に誕生したといわれ、恐竜が絶滅にあったときでも今日まで生き延び、
その姿を太古のままに伝える極めて貴重な植物なのです。
中国の前漢の時代(紀元前200年)の頃には蓮の花、葉、茎、根、実に至るまで
全てに名前が付けられて利用されていたという記録がありますから、
かなり古くから私たちと関わりを持っていたようです。
奈良時代には、中国の風習をまねして食べ物を盛る器として蓮の葉を用いたり、
7月下旬には観蓮節(かんれんせつ)と称して早朝に蓮の香りを楽しんだり
蓮の葉にお酒をついで飲む等の宴を催しており、
古くから日本人に親しまれていた事がわかります。

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ところでこの蓮は植物の世界でも実に不思議な仕掛けを持った植物で知られています。
なんと、花を咲かせるとき自ら熱を発するという珍しい仕掛けを持っているのです。
どれくらいの熱を出すかというと、蓮の花の蕾の中の温度を調べてみると私たちの体温と同じくらいの35度から36度前後もあり、外気の温度の変化に応じて上げたり下げたりして蕾の中の温度を一定になるように調整しているのです。そして開花と同時に素敵な香りを周りにまき散らすのです。
何故このような哺乳類や鳥類といった動物しかできないような高度な体温調整の仕掛けを身につけたのでしょうか。

理由は、はっきりしていないのですが、

1、必死に飛び回って体力を消耗しながら蓮にたどり着いた虫たちに安定した
  暖かい環境を提供して体を温めて蓮の花の中で自由に動けるようにしてあげるため
2、痛みやすい雌しべや雄しべを一定の環境温度において成長するように守るため

ではなかと言われていますが、いつか本当の理由を蓮に聞いてみたいですね。
皆さんも考えてみてください。

そういえば、ご存知でしたか。蓮の花は4日間しか咲いていないことを。

1日目、朝5時から6時ころ開花開始。
    判開きしたところで止まり、夜の8時にはまた閉じてしまいます。
2日目、夜中から少しずつ咲き始め朝の7時から8時には全面開花します。
    この時が花も香りも最も素敵な時です。
    昼の12時までには元のつぼみに戻ってしまいます。
3日目、夜中から少しずつ咲き始め朝の7時から8時には開花し最大に開きます。
    昼頃から閉じ始めますが半分しか閉じません。
4日目、同じく夜中から少しずつ咲き始め朝の7時から8時には開ききり、
    9時頃から花弁が散り始め午後には全部散ってしまいます。

Hasu2.jpg

一日一日と少しずつ蓮の咲き乱れる池の姿が変化し美しさを演出して行く蓮の花って素晴らしいと思いませんか。
今、京都ではもうすぐ蓮の満開時期を迎えます。是非この蓮の花の醍醐味を観賞してみてはいかがでしょうか。
ちなみに京都の嵯峨野にある1200年前に造られた京都で最大で最古の庭池「大覚寺大沢池」では、いま赤い蓮が一面に咲き始めていますよ。
是非機会があれば訪ねてみてくださいね。

2008年7月 9日 09:54 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

参考になりました。 
 ありがとうございます。^^

Posted by: さくら | 2008年10月 1日 14:31


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