夏は美白の化粧が目立ちます

みなさーん、お元気ですか。
毎日35度を超す暑い日が続いていますがどのようにお過ごしでしょうか。
京都では暑い中、白いお化粧をして祇園を歩く舞子さんの姿がひときわ目立っています。
今日はこの暑い夏に美白のお化粧をして頑張っているお花たちのお話です。

真っ青に晴れ上がった太陽のもと、太陽の光を一身に受け止めいっぱい栄養を造ろうと、
植物たちの葉の緑色が一段と際立って見えます。
そんな炎天下の緑に包まれた山道を歩いていた時のことです。
フッと何か白いものが木々の木立の間から目に入ってきました。 

Hangeshou1.jpg

大きな木に上から覆いかぶさるように絡み付き、表から見える多くの葉が一枚一枚半分だけ真っ白になっているのです。凄く目立ちます。
まるで暑い夏のさなかに、お出かけ用に女性がお化粧をしている舞子さんのような感じです。
この植物の名を「マタタビ」と言います。
ほぼ全国に分布するつる性の植物で、みなさんがよく食べるキウイフルーツと同じ仲間なんです。
夏の初めから3~4cmの実をつけます。
この白くお化粧する葉は、葉っぱにお化粧をして虫たちを引き寄せて、受粉に一役かってもらおうとしているんです。
緑一色の真夏に花を咲かせて実をつけるために、
夏限定の美白のお化粧戦略をとっているんですね。
実ができてしまう夏の終わりにはこのお化粧色は消えてしまい、
元の緑色の葉に戻ってしまうからたいしたものです。

このマタタビは「猫にまたたび」と言われるように猫科の動物が不思議と好む植物で、
これを与えると喉をゴロゴロ鳴らして本能的に吸い寄せられるように
遊び回る事で知られています。
マタタビは古くから人々に漢方として愛用され、この名前の由来は、
疲れた時にマタタビの葉やツル、そして実が疲労回復や滋養強壮に効き
「再び旅ができる」ことからつけられたと言われています。
もうそろそろ摘み取る事がでる時期ですので、皆さんも山に行って収穫し、
お酒に漬けてみたり塩漬けにしてみたりしてみませんか。美味しいですよ。

Hangeshou2.jpg

追伸です。
実はこのマタタビと同じように、この時期にそれぞれの葉っぱの半分だけを真っ白にお化粧する植物がまだあります。
その名を「ハンゲショウ(半化粧)」と言います。
あのにおいの強烈なドクダミの仲間なのですが、夏至から11日目を半夏生(はんげしょう)と言い、この半夏生のころに、花を開き、葉が白くなるから半夏生と呼ばれると言われています。
このお花はお庭によく植えられたり、お花屋さんでも売られていたりする事がありますから見てみてくださいね。
夏は植物にとって美白化粧の季節です。

2008年7月23日 09:55 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

京都の舞子さんはこの暑い時に、あのお化粧や着物は大変そうですね。
マタタビ、お酒やお塩に漬けて食べてみたいです。
夏の白いお花も素敵ですね。

Posted by: チェリー | 2008年7月24日 14:55


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