立春を迎えた賢い植物たち!

皆さんいっそう寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
2月4日は立春ですね。

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1月20日頃の大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節で、「この立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、春の気配が忍び入ってくる」とされています。

先日東北のブナ林を見に行ってきましたが山一面雪に覆われていて真っ白です。でも少し面白いものに出会うことが出来ました。
それは「根びらき」と言われるものです。よその地域では「やまおやじ」ともよんでいるそうです。
冬山に山スキーで行ったことがある方は見られたことがあると思いますが、「根びらき」とは木の根元の部分だけが丸く雪が溶けてぽっかりと穴があく現象をいいます。
これは少し日当りが良かったりする場所にある木々が寒い雪の中にもかかわらず、早々に活動を開始して木の幹が発する熱が、回りの厚い雪を溶かしていることからおこっているようです。耐えてじっとしていると思っていた木々が、もう春に向かって活動を開始しているんですね。
まさに立春ですね。

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ところで活動開始は木々だけではありません。
雪の中で同じように活動を開始する草花もあるんですよ。
その植物の名は「ザゼンソウ」と言います。
仏像の光背(こうはい)に似た形の花弁が僧侶の座禅を組む姿に見えることからこの名がついたと言われています。
実はこの植物は冷帯および温帯の山岳地の湿地に生育し、開花時期は雪降り積もる1月下旬から3月中旬です。
でもこの植物、寒い雪は平気なのです。
なんと開花する時に、花の部分で発熱して約25℃まで上昇させるという必殺技を持っています。
この熱で周囲の雪や氷を溶かし、いち早くひょっこりと雪の中から顔を出すことができます。

このことで、まだ雪が積もっている時期に動き回り始めている数少ない虫たちを独占し、
受粉の確率を高めているのだそうです。
実に賢く、他が寒くて身動きしないときにこそガンバって活動して子孫を残す!
何とけなげな姿でしょうか。

辛いときにこそ勝機あり。
私たちも見習いたい姿勢ですね。

2009年2月 4日 09:57 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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