モモの花の絵を描けますか?

皆さんこんにちは。お元気ですか。
寒い寒いと言いつつも、植物から見れば今年は例年に比べて比較的暖かいそうで、
ウメ、モモ、サクラと開花日が全国的に早まっているとのことです。
「ウメは咲いたか、サクラはまだかいな」とよく言いますが、
このウメとサクラの間の時期に咲くのが三月の雛祭りを飾るモモの花です。
今日はこのモモの花のお話です。

皆さんはウメ、モモ、サクラの花の違いをはっきり言えますか。
私が学生に聞いたり、絵を描かせたところ、
ちゃんと説明出来たり描けた学生はごく僅かでした。

Momo2b.jpg

ウメ、モモ、サクラはいずれもバラ科の植物で同じ仲間に属していて基本は花びらが5枚です。
大きな違いはサクラの花はサクランボのように長い柄が付いていますが、ウメとモモの花の柄は短くて花が茎にぴったりくっついて咲いている様に見えます。
つぎにウメとモモの違いは何でしょうか。
花の付き方に違いがあります。

ウメは枝に花が付くとき、一カ所につき一個ずつ付きますが、
モモは一カ所に一個から三個花を付けて、三個の芽のうち左右の芽が花芽となって
花を咲かせ、真ん中の芽は葉になります。
このため花が咲いたとき、モモが華やかな印象なのに比べて
ウメは印象が薄い感じとなります。
分かりましたか。一度ゆっくりと観察してみてくださいね。

ところでモモの起源で面白い話があります。
もともと中央アジアに自生していたモモの先祖種が西アジアの方に広がって
新しい種となったのが堅い種の実を食べるアーモンドで、
東方に分布していって新しい種となったのが種の周りの果肉を食する
モモになったと言われています。
アーモンドとモモは親戚だったんですよ。
日本には弥生時代前後に日本に伝わったと言われており、
平安時代や鎌倉時代には水菓子と呼ばれて珍重されていたようです。

中国ではモモは仙人に力を与える仙木、仙果とよばれ、邪気を払い、
不老長寿や生命力を与える植物として親しまれてきました。
日本でも古事記に同様な意味合いで大切にされていたとの記録があります。

Momo1b.jpg

三月と言えば桃の節句の雛祭り。
この節句は古くは上巳(じょうし)の節句と呼ばれ、三月の最初の巳の日を選んで、季節の変わり目に人の体内に入り込んでくる邪気をモモの若木を持って取り除く意味を持っていたと言います。
この様な意味合いを込めながら室町時代の頃から雛祭りが始まったと言いますから、この行事には子どもの安泰を願う思い親の思いが込められているんですね。


家の生活空間が狭くなっている今日、派手なお雛様を飾る家は少なくなりましたが、
小さな内裏様とお雛様だけの物もあります。
雛祭りの絵が掛け軸に描いてあって壁から掛ける物もあり、
昔から色々工夫されて今日にまで引き継がれて来ています。
是非みなさんもこの行事を親から子へ、子から孫へと「一緒に楽しむ愛情の行事」
として引き継いでいってくださいね。

2009年3月 4日 10:10 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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