もう一つの春の花「銀座のヤナギ」

皆さんこんにちは。
ようやくサクラも咲き始め、今年の開花予想は大当たり。
予定より早いところも多かったようですよ。
4月の入学式までこのままでは持たないかと思いきや、花冷えの日々が続いて
意外とサクラは長く咲いていそうな雰囲気ですがどうなりますでしょうか。

Nekoyanagi.jpg

こんなサクラの開花を横目に観ながら、里山の日当りの良い湿地際や川辺等を歩いてみて下さい。
3月の今頃からから4月初旬頃は、かわいらしい猫の尻尾のような花が今は満開です。
その名前は「ネコヤナギ」と言います。
他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされています。
「ネコヤナギ」の名は銀白色の毛でビロード状の白く輝く花穂(かほ)がネコの尾に似ているところからこの名がつきました。

この「ネコヤナギ」の由来となる部分の花穂(かほ)は小さな花の塊なんです。
雌雄異株(しゆういしゅ)で、雄株と雌株がそれぞれ雄花と雌花を咲かせます。
高さは3mほどあるんですよ。
ネコヤナギの花はちょうどこの時期には、季節感を伝える花として重宝がられ
生け花にもよく用いられるので、町中でも見ることが出来ます。

このヤナギの仲間は、世界に約350種類、日本には約30種類も分布していて
いずれも日当りの良い湿地好みです。
この仲間には「銀座の柳」の歌でよく知られたシダレヤナギがあります。
なんで湿地でもない銀座にシダレヤナギなんだと思われる方もあるかもしれませんが、
実は当初、松、桜、楓が植えられたんだそうですが、もともと銀座は埋め立て地。
湿気が多くて水はけの悪い場所では育ちが悪く育たなかったそうです。
しかたなしに柳に植え替えられたところが、良く育ち歌に歌われて、
「銀座と言えば柳」と言われる程の名物になったとのことです。
学名のサリックス(salix)と言う名も、「水辺の木」という意味を持つんだそうです。



ところでこのヤナギと言う名前にはアイヌに伝わる伝説があります。
お酒のつまみに最高のお魚「シシャモ」は北海道では秋に川を遡上(そじょう)して
産卵しますが、アイヌの伝説によると、柳の葉が流れ下って海に入り、
やがてシシャモになって川を遡上してくると言い伝えられており、
これがシシャモ(柳葉魚)の字名の由来となったとのことです。
皆さんもサクラばかりでなくもう一つの春を飾る可愛い花にも目を向けて
春を楽しんでみて下さいね。

2009年4月 1日 10:33 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

「ネコヤナギ」フサフサしてて可愛らしいですね♪
やっぱり春といったら「サクラ!」のイメージがありますね~

これから新しい春を探してみようと思います!

ちなみに一番好きな桜は「シダレザクラ」です!!

Posted by: りょうちゃん | 2009年4月 2日 18:51


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