動物達は大わらわ!

皆さんこんにちは。いよいよ秋ですね。
私の住んでいる檜原村(ひのはらむら)の裏山では山桜の葉が赤く紅葉し、
木の実もいっぱい道ばたに落ちています。
檜原村には秋川というきれいな川が流れていますが
上流に行くと南秋川と北秋川の二つに分かれています。
私の住んでいるところはこの南秋川の流れる渓谷沿いです。

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この谷間の森の中に私の仲間達が運営しているフジの森という自然体験施設があります。ここでは自然とのふれあいを学んだり、林業体験をして森を守る事の大切さを学んだりすることが出来ます。今日は皆さんに冬に備えようと大わらわの、檜原村フジの森を訪れる動物達を紹介したいと思います。

動物達は人の気配の無い早朝や夜に訪ねてきます。別に餌を与えている訳ではありませんよ。私達が作った自然観察路の上に落ちてきた木の実や、そこに出てくるミミズ等の小動物を食べにやって来るのです。

先日フジの森の仲間が暗視カメラを設置してその様子がどんなものかを観察しました。
びっくりです!


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★夜の8時です。あ!どこからともなくムササビ君が杉の木に向かって手を広げて飛んで来ました。かっこいー!そして木に張り付き自分の巣穴に向かって這い登っていきます。余りかっこ良くありません。


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★夜の10時になりました。林の中からタヌキ君があっちへブラブラこっちへブラブラとやってきました。タヌキ君は、自分の住んでいる周りに約10か所の溜め糞をする場所が決めてあり一晩の餌場巡回で、そのうちの2、3か所を使うといいますから、もしかしたら近くにトイレがあるかもしれませんね。タヌキ君のこのトイレのことを「タヌキの溜め糞」と呼んでいるんですよ。


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★しばらく森の中の動きが止まりシーンとしていましたが、3時間後のちょうど夜中の1時頃です。突然ガサガサ!と森の中で音がしました。なんと用心深そうにカメラを見ながら何かが出てきました。目が赤外線で光って見えます。大きい!ニホンジカ君です。足がスマートでスタイルが良いし、風格もありますね。


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★次にシカ君と相前後して登場したのはタヌキ君よりずーっと木登り名人で、スイカやウリ等が大好きなハクビシン君。ぬき足差し足でそーっと木陰から現れました。鼻から額にかけて白い筋模様が入って歌舞伎役者のような、なかなかの美顔です。この模様にちなんで白鼻芯と呼び名が付けられました。樹洞(じゅどう)やタヌキ君の使い古しの巣穴などを棲みかにしていますから、近くのタヌキ君のお古の宿をもらって生活しているのかもしれませんね。


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★ふと道の端を見ると、ヒョイヒョイといった感じで軽やかに歩いてくるのは肉食性のテン君ではありませんか。あやうくテン君と鉢合わせするところでした。よく見るとやや色が黄色がかって冬毛になりつつあります。寒い冬に向けて、ネズミ君やキジ君を狙っているのではないでしょうか。


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★今、夜も更けて2時になりました。いよいよ森の真打ち登場です。道の真ん中を堂々たる風格で歩き回っています。その名はイノシシ君。鼻をヒクヒクさせながら周りをかぎ回っていますが好物の山芋を探しているのでしょうか。それとも鋭い鼻を利かせて大好物のヘビ君を探しているのでしょうか。


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★夜が白けてきた朝の4時です。スルスルスルと一目散に木の上へとしっぽを立てて駆け上がったり、木の切り株の上に木の実を集めて器用に両手で押さえて食べているニホンリス君がいます。かわいいですね。愛嬌があります。


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★あ!ニホンザル君も少し遅れて朝の5時に現れました。地面に落ちている木の実や葉っぱをかじっています。なんとなく満足そうな平和そうな顔をしています。

秋の森は天然の動物園。
厳しい冬に向けて餌探しに大わらわの毎日のようです。
皆さんも、少しは夜の森の雰囲気が味わえましたでしょうか。
是非一度檜原村フジの森へおいで下さい。
一年間を通じた素敵なプログラムが用意されていますよ。
素敵な動物達がお迎えいたします。

2009年10月28日 09:39 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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