春の主役「タンポポ」の名前の意味は?

皆さん、今年の春はどうしてこんなに寒いのでしょうか。辛いです。
でも京都は寒いながらも日が射し、風がない時は春の暖かさを感じる日もあります。
嵯峨嵐山の斜面には桜が開花し二分咲きになっています。
この桜を、渡月橋(とげつきょう)から眺める風景はとても素敵です。
是非一度見に来て下さい。
ところで「この桜に負けないくらいに私だって」と言わんばかりに、コンクリートや
石の割れ目から力強く咲いているタンポポの花が目につく季節となりました。
今日はもう一つの春の主役であるタンポポのお話です。

タンポポはキク科の植物で、仲間の多くはヨーロッパからアジアにまたがる
ユーラシア大陸に広く分布しています。
英名でダンディライオン(dandelion)と呼んでいますが、調べましたら、
これはフランス語のライオンの歯から来ているそうです。
きっとギザギザした葉がライオンの牙やたてがみを思い起こさせるからでしょうか。
日本でのタンポポという呼び名は西洋的である様な?そうでない様な?何とも言えない
不思議な呼び名ですが、皆さんはこの名前の由来は何だと思われますか。
実は、学者の間でも何処から来た名前なのか諸説があってはっきりしていないようです。
植物学者の中村弘氏が、「植物名の由来」という本の中で
「民俗学者の柳田邦男が、タンポポといえば、鼓(つづみ)を打つとき奏でる
タン、ポンポンという音からの連想に由来し、あの茎の両端を細かく裂いて水につけると
反り返り放射状に広がった両端がちょうど鼓の形になったからだと記述しており、
まさに、子ども達がこの鼓を作ってタン、ポンポンと呼びながら遊んでいたものが
短くなってタンポポになったと考えられる」と書かれておられます。
皆さんはどう思われますか。

ShirobanaT1.jpg

ところで、今ではタンポポの花の色と言えば黄色しか連想されませんが、私の学生の頃までは、関西から中国地方を中心に、セイヨウタンポポなどの帰化種が侵入するまでは、タンポポといえばシロバナタンポポを指していたほど、白い花のタンポポが普通に咲いていたのです。
新潟育ちの私が、学生の頃中国地方を旅したとき道ばたのあちらこちらに咲いているタンポポが白色だったのでビックリした事を覚えています。
でも最近はセイヨウタンポポにおされてだんだんその生息地域を失い、今ではほとんど見る事が難しくなっているように思われます。

ShirobanaT3.jpg

桜が咲き始めた嵐山に続く道を嵯峨嵐山駅から歩いていた時の事です。道に面した庭先のコンクリートの割れ目から、なんと白いタンポポが!
そうです「シロバナタンポポ」が咲いていたのです。おもわず懐かしくなって携帯写真を撮ってしまいました。
昔から日本に生息していた在来種で、花の大きさは直径3.5~4.5cmほどです。かつては本州関東より西から九州に至るまで分布し、西の方ほど多く分布していたそうです。例外的に北海道でも見つかった事があるとか。

春と言えば桜ですが、もう一つの主役、タンポポ。
その中でも頑張って生き残っているシロバナタンポポを見に嵯峨嵐山に是非お越し下さい。
きっと元気がもらえますよ。

2010年3月31日 10:02 | | コメントを読む (2) | コメントを書く


コメント

白いタンポポなんて見たことないです!

Posted by: 日本のママ | 2010年4月 9日 15:29


ふしぎ先生、白花タンポポって在来種ですか?家の墓地にいつの間にか咲いて咲いて、根が深くって月一回の写経の折に根絶やしに躍起になっておりました。考え直します。......。

Posted by: まっつん | 2014年7月14日 22:03


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