群れ咲くアジサイ

皆さん、いよいよ梅雨の季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
うっとうしい日々が続きますね。
こんな季節のなかで私たちの心を明るくしてくれる植物が、
こんもりとした奇麗なお花の塊を見せているアジサイですね。
今日はこのアジサイのお話です。
そういえば先日の朝、テレビでは全国各地のアジサイたよりが報道されていました。

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名前の由来を調べてみましたら、アジサイという言葉の意味は、「青い花が群れて咲く」という意味を指しているようで、「アジ」は美しい事の呼び名で、「サイ」は山百合を指した言葉だそうです。
「山百合の様な美しい花が一つの花に群れて咲いている植物」とでも言う様な意味だそうですが、はっきりした説は不明のようです。

私たちがよく庭先で見る大きな塊になっているテマリ咲きのセイヨウアジサイは、日本原産のガクアジサイを改良したものです。
一見花びらに見える奇麗な部分は、実は花を支えている萼(がく)なんです。

このセイヨウアジサイは、1,800年代に日本から持ち出されたガクアジサイを、
1,900年代のフランスで、顎のすべてが花びらに見える様な装飾花(そうしょくか)と
言われるものに品種改良を加えたものなのです。

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どうも日本ではアジサイはあまり人気がなかったようで、奈良時代に庭に植えられていた記録が歌に少し残っているのですが、その後和歌や文学に登場する事はなく、姿を現すのは江戸時代に入ってからでした。
しかし、明治時代になってもあまり人気が出ず、再び日本の中で人気が出るのは第二次世界大戦後のつい最近の事なのです。
近頃では日本でもいろんな種類のアジサイが品種改良されてお店に出回る様になってきています。
つい先日の事ですが、お花屋さんに行きましたら、開いた白色の花びらが四方に伸びて、花火がパーッと光っている様に見える「墨田の花火」なんていうアジサイが売られていました。

一度お花屋さんで見て下さい。
ビックリされますよ。

71Koajisai.jpg

ところで、アジサイの特色の一つとして場所や時間によって色が変化する事があげられますが、この要因として一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われています。
しかし近年の研究では、土壌の酸性度は花色を決定する要因の一つに過ぎず、ポイントは、この酸性度によって変化する地中のアルミニウムの量が、青色からピンクに変わって行く重要な要因となっているらしいのです。なかなか複雑ですね。

いま私の住んでいる檜原村の林道沿いに、地味ですが緑が濃くなりつつある森の中で、白色や紫がひときわ目立つタマアジサイやコアジサイが咲き始めています。

皆さんも機会がありましたら、ぜひ雨上がりのあとにでも森の中を散歩して、
この奇麗な花を探してみてはいかがでしょうか。
きっと心が晴れて明るい気持ちになりますよ。

2010年6月23日 10:11 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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