秋山の世にも奇妙な植物のお話

みなさんこんにちは。
先々週はいろんなことが重なって更新できませんでした。ごめんなさい。

さて、秋はキノコの季節ですね。
先週私は岩手県の二戸市というところに行ってきました。
その場所で開催された、岩手県南部地域の市町村が地域の物産を使った
地域食を披露する「トリコロールフェスタ」という市場を見るためです。

当然、その市場では、秋の山野から採れたキノコや果実が
いっぱい店頭に並んでいました。
栗やアケビはもちろんのこと、クリタケ、ブナシメジ、クロイグチ、
シイタケ、ナメコ、マイタケなど秋の味覚がオンパレードです。

私は夢中になってその中から形のよいキノコをえりすぐって買いあさっていると、
あるお店で何十年ぶりに奇妙な植物に再会しました。
私は思わず「久しぶり」と心の中でつぶやいやいてしまいました。
実はこの植物とは高校2年生のとき山形県の月山(がっさん)の
林の中で出会っているのです。

79Tsuchiakebi.jpg

茎の長さが50cmくらい。
その茎に長さが5cmから7cm位の真っ赤なアケビの実の様な、あるいは大きなソーセージの様な形をした実が20個位ぶら下がっています。
さらにこの植物は光合成をする葉をいっさいも持たないな奇妙な植物なんです。

この植物の名は「ツチアケビ(土木通)」といい、実だけを指した別名で「ドツウソウ(土通草)」とも呼ばれています。

この植物は葉緑素を持った葉っぱを持たず、地上には茎だけが出ていることから
「無葉ラン」と呼ばれるラン科に属します。
ナラタケというおいしいキノコの菌を自分の体の中に取り込んで
栄養を作ってもらって生活をする「寄生」という生き方をしています。
ですからこのツチアケビのあるところには、秋のおいしいキノコの代表ともいえる
ナラタケが近くに生えている可能性があるんですよ。

このツチアケビは古くから滋養強壮、利尿に効くといわれ
漢方薬として利用されています。
このツチアケビの実を乾燥させると真っ黒になるのですが、
いま私はそれをお酒につけて漢方酒を作りました。
みなさんも、もしどこかで見つけたら手に入れて作ってみてはいかがでしょうか。

先々週みなさんにお伝えしたお料理屋「菜ノ介」さんに
「今の季節はなにが美味しいですか」とお聞きしたころ、
「秋は京都の海で釣れるカワハギがとても美味しくなる時期ですよ」
と教えてくださいました。

2010年10月27日 09:43 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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