冬を乗りきる知恵いろいろ!

皆さん京都は紅葉も終わり、もうすぐ寒い京都に変わっていきます。
北海道ではもう雪も降っているようですが、寒さ対策はどのようにされていますか。

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今日は植物の厳しい冬を乗り切る知恵について考えてみたいと思います。

一番目は冬芽をつけて、暖かくなるまでしばしお休み(休眠)して身を守るやり方です。
冬芽の周りは芽鱗(がりん)とよばれる固い鱗のようなもので何重にも包まれて、冬芽の中に丁寧に織り込んで収めてある葉や蕾を守ります。
まさに寒さから身を守るために何枚も厚着をすることに似ていますね。

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二番目は、冬期に雪が降っても凍りついても葉を枯らさないように寒さから身を守る方法です。
氷点下になる多雪地域や高山でよく見られるのですが、葉や茎の周りに密生した毛をいっぱい身に着けて、毛の表面についた水滴や雪が凍ることによって氷の幕ができて暖かい空気の被膜を作り、植物を守るという離れ業をやるのです。
ふかふかの空気のたまった暖かいセーターを一枚着て頑張る姿に似ていますね。

三番目は地上部の葉や茎はすべて捨て去って、地下の中で生き延びる方法です。
たとえば春や夏の間にせっせせっせと地中に
作る球根や太い根っこに栄養を蓄え、翌年の時期に備えるやり方です。
球根や太い根の防寒は周りの土がその役割をするのです。
この方法は私たちにはなかなか当てはまりませんが、
熊などの動物が夏から秋にかけていっぱい食べて栄養を体にため込んで
穴の中で冬眠するのとちょっと似ていませんか。

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四番目は、冬どけのまだ寒い時期にほかの植物より一足早く花を咲かせつつ、いつ襲ってくるかもしれない寒さから花を守る特殊技能を身に付けたやり方です。
それは、鳥や哺乳類と同じ様に寒さの度合いに応じて自分で熱を出して身を守るというやり方です。この植物の代表があの尾瀬で有名な水芭蕉やザゼンソウ、また日本で古来から知られたハスだって知っておられましたか。
これは寒いときにカロリーの高いおいしい食べ物を食べて血液循環をよくして体温を高めて寒さをしのぐ姿に似ていますね。

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五番目は、冬になって雪が多く積もるとき、葉をとても大きく変身させて、芽鱗の様な仕組みを持っていない弱い冬芽の上に覆いかぶさり、春まで寒さから守る方法です。
この仲間にはあの可憐なスミレやタンポポなどが含まれるんですよ。

きっと植物たちの冬を乗りきる知恵がまだいっぱいあるかもしれません。
皆さんもいろいろ探してみてくださいませんか。
寒くなる冬の新しい乗り切り方法が発見できて、楽しくなるかもしれませんよ。

2010年12月 8日 12:50 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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