ホタルの乱舞する美郷村

皆さん今日は。いよいよ梅雨入りですね。
先日、徳島県の美郷村(現在は吉野川市)に元学生達とホタルを見に行って来ました。

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ホタルが光るのはもちろんお嫁さん探しです。
夕方の18時30分頃から20時30分くらいまでの間、一生懸命光ってお嫁さんの目にとめてもらおうと頑張るんです。

今、全国で10カ所がホタルの天然記念物地域に指定されていますが、この美郷村地域は全国で唯一、地域全体がホタルの生息地として指定されている貴重な場所なのです。

その昔、小学校に赴任して来た先生が、ホタルの話を授業の中でしたところ、その話を聞いていた小学生が、
「こんな話は嘘です。もっといっぱい河原に行けば見られます」と答えたそうです。
疑問に思った先生が生徒と一緒にホタルを河原に見に行ったところ、
ホタルが乱舞する光景は信じられないものだったと先生は語っています。
ホタルの種類は日本で一番大きく強い光を放つゲンジボタルでした。
当時の様子を語ってくれた方のお話によると、
河原の右側にばらばらに飛んで光っていたホタルが、時間が経つにつれて歩調があって、
一斉にまとまって光ったり消えたりするフラッシングをするようになるんだそうです。
これに呼応するかのように左側も同じようにまとまったフラッシングをするようになり、
やがて左と右がまとまって交互に光は火の玉の様になり、
フラッシングしながら龍が天に登るように川の上空に上がって行くのだそうです。
そして上空で交わった二つの火の玉は、花火が散るように、
ぶつかって一斉にちりじりになって、またもとのバラバラの光り方に戻るのだそうです。
地元ではこれを「ホタルの火柱」と呼んでいたそうです。
凄いですね。

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これを見た先生は、当時の子どもたちと一緒になって
ホタルの生態研究を始めたのですが、その研究が認められて
地域全体がホタルの生息地として国の天然記念物地域に指定されるに至ったのです。
今はこれほどではありませんが、自然発生する多くのゲンジボタルが乱舞する姿を
見る事が出来ますよ。

ところでこの美郷村にはもう一つ素敵なものがあります。
それはふる里100選に選ばれ、伝統的農村景観にも指定されている、
標高1,000mから400mの標高差に段々状に作られ、
今も村民の手で奇麗に管理されている石垣です。
この石垣は村民の自慢の「宝」なのです。
12月20日前後、この石垣が奇麗にライティングされ
美しい石垣風景に生まれ変わります。
真冬の夜にライティングされたその石垣の美しさは言葉では表現しきれません。

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また春先の4月には石垣の淵に植えられた数えきれない赤白桃色のシバザクラが見事に咲きほこり、大勢の人を引きつけています。
一時は限界集落等と呼ばれ寂しいときもありましたが、地元で佐藤隊長を中心に「宝探し探検隊」を結成し、ホタルと石垣の復活に力を入れ、10年経った今、本当に多くの人が訪れる村に生まれ変わったのです。

今年からNPO法人となり、活動拠点である「美郷ホタル館」に
武田彰人館長をメンバーに招聘して運営しています。
是非一度訪れてみて下さい。
きっと感激する事間違いありませんよ。

2011年6月 8日 09:38 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

東京からは遠いが是非云ってみたいところです。今年は無理だろうが。

Posted by: oukara | 2011年6月19日 11:26


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