ジャガイモ畑の頑張りやさん!

皆さん、うっとうしい梅雨に突入ですね。
毎日雨が続くと気持ちも落ち込みがちになりますが、いかがお過ごしですか。
畑では、いまジャガイモの花が満開で、美味しそうな握りこぶし大の
ジャガイモがいっぱいついています。
先日桧原村から送っていただいたジャガイモをさっそくふかして食べてみましたが、
新ジャガの皮は剥きやすく、ほくほくしていてとても美味しかったです。

96Fuka.jpg

いま、畑のジャガイモの葉にはニジュウヤボシテントウが走り回り、ジャガイモの花の付け根はアブラムシでいっぱいです。
このニジュウヤボシテントウはジャガイモ等のナス科の植物の葉を、脈を残して食べ尽くす害虫なんです。
またアブラムシは新芽に針を刺してしまうため、葉の先端が枯れたり病気を引きおこしたりする要因になってしまいます。

では食べられっぱなしかというと、そうではないんですよ。


この害虫を食べてくれる私たちの強い仲間がいま畑でいっぱい生まれているのです。
一番強い味方は赤ちゃんカマキリとその親たちです。
この時期になると、昨年の秋に草木の枝に産みつけられた卵から
ぞろぞろぞろと垂れ下がるように数百匹の赤ちゃんカマキリが
次々と孵化してくるのです。 

ちなみに、草木の枝等に産みつけられた3cm前後の泡の固まりのようなものに
包まれてくっ付いている卵の固まりを卵鞘(らんしょう)と言います。
固形化した泡状物質の中には、5mm前後の縦長の卵が200~300個入っています。

96Kamakiri.jpg

では、強い味方の代表である体調10cm前後のオオカマキリ君を紹介しましょう。
食性は肉食性で、ニジュウヤボシテントウをよく食べてくれます。時には小さなカエルまで食べてしまう強力な助人です。
驚く事に、卵を生み終わった後、メスの方がオスよりも大きいため、メスがオスを餌として食べてしまうこともあるそうです。
獲物を捕らえるときは、鎌のような前脚で獲物を捕えて抑えつけ、あの三角頭の前についている大顎でばりばりと食べます。

私もよく見かけるのですが、獲物を食べた後は、何ともふてぶてしいというか、
頼もしいというか、前脚を念入りになめて
美食の後のお口のお手入れをする姿を見る事が出来ます。
ちょっと怖い感じもしますね。
いまジャガイモ畑のあちこちで赤ちゃんカマキリも親と一緒に大活躍をしています。

96Tentoumushi.jpg

二番手はナナホシテントウ君です。
このテントウムシは、黄赤地に7つの黒紋をもつ、歌にまで登場する一番おなじみのテントウムシです。
畑などでよく見られるかわいらしげなイメージとは違って、肉食性で植物に付くアブラムシを食べてくれるので益虫となっています。
余談ですが、このアブラムシは草木から汁を吸って、お尻から甘い液を出すのですが、この甘い液をアリがもらって生活をするため、時にはアリが草木までこのアブラムシを運んでいるそうです。
アリとは切っても切り離す事が出来ない親密な関係になっているんですね。

このナナホシテントウを見つけて捕まえようとすると、ちょこちょこと、枝をつたって葉の先端まで逃げて行って、やがてパー!と飛び立って行く様子は何とも言えないかわいらしさがあります。

いま畑では、虫たちによって生きるための様々な活動がなされています。
うっとうしい梅雨などと言いましたが、虫たちにとってはそんなんじゃないんですね。

梅雨は植物が一番勢いよく成長する季節です。
この季節に合わせて虫たちも元気に生き抜こうと必死に活動しているんですね。
皆さんも、そーっと梅雨空の下の草原や畑の中をのぞいて見て下さい。
頑張っている虫たちの姿を見る事が出来ますよ。

2011年6月22日 09:43 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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