舞った舞ったジャングル舞った

皆さん、この夏は毎日35℃前後と本当に暑いですね。
暑いと言えば以前、この時期日本よりももっと暑い国に行った事があります。
それは赤道近くの熱帯林の島!「ボルネオ島」です。
ここは地域住民に「森の人」と呼ばれ、聖なる動物とされている
オラウータンが生息している事で有名です。
ここは常緑広葉樹で覆われた熱帯林が延々と広がっています。
「ジャングル」と私たちが呼んでいますが、この林の中に入りますと、
樹林の中は生い茂った樹木の葉に日光が遮られて薄暗く、下まで届いていないのです。
そのため意外と樹木の下には草花は生えていません。
時折、遠くの木の上でナキザルの吠える声やテングザルの
木から木へ飛び回っているような音が聞こえてきます。
でもその蒸し暑い事といったら日本の比ではありません。
汗がじわーっと吹き出てきます。

熱帯地域では木々の生長が早く、誰よりも一番早く太陽の光を自分のものにしようと上へ上へとグングンと競争しながら伸びていきます。
ですから天に向かって一直線に伸びており、一本一本の木がとても高いのです。
その高さは約50m~70mにも達しています。
そんな高い木々の中でひときわ目立つのが、日本では建築材や合板材の材料として有名になったラワンの木です。
ラワンとはフタバガキ科の植物の総称です。
ボルネオにはこのフタバガキ科の植物が260種以上あると言われています。
この植物は枝を落としながら成長するため、途中には枝葉はありません。
葉が茂ったり、花が咲いたり、実がなったりしているのは木の頂上部だけで、
その姿の全体像は普通はなかなか見る事が出来ません。
鳥のように空の上から飛び回って眺めることしか出来ないのです。

しばらく歩き続けてジャングルを抜けたときの事です。
何かがクルクル、ヒラヒラ、と竹とんぼを飛ばしたときのような様子で
地上に向かって舞い降りてきます。
結構右に左にと円を描きながら落ちてきます。
じーっと見ていましたが、なかなかの滞空時間でした。

この木の実はフタバガキ科の植物の種でした。
手に取ってみましたら2~3枚の羽が付いていて、その大きさは20cm前後で、
かなり頑丈に出来た物でした。
羽の根元に羽子板の羽根のように大きな実がついています。

こんなに長く舞っているのは、親木の根元に落ちると、自分を生んでくれた親が競争相手になってしまうため、「少しでも親とは離れたところに自分を落としたい!」と、風の力を借りて大きな羽で遠くへ飛ばしているのではないでしょうか。
周りを見ましたら意外とあちこちに散らばって落ちています。

ところでこんな特徴的な実なら、いつでも見られそうなのですが、資料によると、

「実際に見るのは結構大変で、多くのフタバガキ科の木は、
 数年~10年に一度しか開花・結実しない」
とありましたから、かなりラッキーだったようです。

私が行ったのはボルネオ島のマレーシア側にあるサラワク州のジャングルです。
日本からも比較的近いですし、クチンという猫を大事にしている町もあり、
食事もおいしく素敵なところです。

皆さんも機会を見つけてボルネオを訪ねてみませんか。ツアーも出ています。
日本の自然とは全く違う不思議いっぱいの自然と出会えば、
心が楽しさでいっぱいになり、きっと幸せな気持ちになりますよ。

2012年8月 1日 10:14 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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