春まで皆さんおやすみなさい!

皆さん、寒い冬が到来です。
京都でも数日前まで「紅葉が奇麗だな!」と思っていたら、ついに雪が降り、
一斉に葉が散ってしまい、寂しい風景に変わってしまいました。
もうどこを見ても元気に飛び回っていた生き物達の姿はありません。
みんなどうしているのでしょうか。
今日はこの「ふしぎな森のふしぎ先生」のブログに登場した
冬の生き物達の姿を紹介しようかと思います。

もうあちこちの山ではこんもりと雪が積もっています。
冬の厳しい寒さや冬燥から、そして冬に餌の少ない鳥等の動物に食べられないように、
花と葉や茎のもととなる芽を、固い殻で包んで守っています。
冬芽にはいろんな形がありますので、一度皆さんもよく見てみてください。
結構面白いですよ。

では冬の雑木林の中での動物達の姿をご紹介しましょう。

まずは、以前登場したツキノワグマ君です。
普通は冬眠しませんが、積雪の多い寒冷地では秋にドングリやヤマブドウ等をいっぱい食べてコロコロに太った後、樹洞(じゅどう)や岩穴、木の根元の穴などで冬眠をします。
よく見るとなんとお母さんクマは、冬眠中に巣穴で赤ちゃんを生んでお乳を与えています。
凄いですね。
母は強し!です。

冬眠に入るクマさんとは対照的にニホンリス君は、積もった雪の上を走り回りながら秋に埋めておいたドングリ等の餌探しに一生懸命です。
どこにしまったか忘れてしまうことが多いと言いますから大変ですね。
一方、地中の王者モグラ君はリス君と一緒で冬眠しません。
寒さを嫌って地中深くに潜ってしまったミミズ君をもとめて、
今まで以上に穴掘りに一生懸命です。

では、あの働き者のアリさんやバッタ君はどうしているのでしょうか。
アリさんは寒さが苦手のようです。
冬になると体が冷えて動けなくなります。
そのため秋にエサをたくさん食べ体に脂肪をためた後、
地表の寒さの伝わってこない暖かい地中深くにセッセと引っ越しして、
じっとしています。
巣穴の出入りは、寒さ防止で閉じてしまいます。
あのバッタ君はというと、アリさんよりひと足早く
冬に備えて準備に取りかかっています。
9月頃に土の中に卵を生み、生んだ親はアリさんと違って
子どもに未来を託して死んでしまいます。
卵は幼虫になる5月まで暖かい土の中で冬を越します。
イソップ物語に描かれているバッタ君よりずーっと堅実ですね。

もう一つ、夏の主役だったセミさんの声が聞こえません。
どうしているのでしょうか。
よく見ると死んだセミさんが木の根元にいました。
じつはバッタさんと同様にセミさんも冬は過ごせなくて死んでしまうのです。
でも、夏の終わりに樹皮の割れ目に産みつけた卵からかえった幼虫達が、
秋の終わりに木の根元の地面深くにもぐってジーッと眠っています。
1年から数年間、幼虫のままで木の樹液を吸ったりしながら生活をして、
暖かくなる6月頃に大合唱をするセミさんになって戻ってきます。
土の中で数年なんて! 我慢強いんですね。
 
では春から夏に飛び回って蜜を集めていたミツバチ君はどうしているのでしょうか。
木の室にニホンミツバチ君の巣がありました。
小雪降る中、そっと中をのぞいてみると、
巣の周りにたくさんのミツバチ君が肩を寄せ合っています。
なんと、秋までに集めた蜂蜜を少しずつなめているではありませんか。
蜜が少なくなる冬のために夏に蜜を余分にためておいて、
寒い冬を乗り越えようとしているんですね。
なかなかの計算です。
生活設計がしっかりしていますね。

ミツバチ君の巣があった木の皮の割れ目の中に、
百匹近いカメムシ君達やテントウムシ君達がびっしりと群れています。
ちょっと触ってみましたが、足を閉じて小さくなって動きません。
眠っているようです。
ある先生の研究成果によると、まとまっていることで
乾燥や寒さから身を守ったりしているとのことでした。
小さい生き物は小さいなりにお互いに協力し合って
生きていこうと頑張っているんですね。
でもどうやって相談し合っているのでしょうか。
不思議ですね。

寒い冬はどの生き物にとっても大変なようですが、
暖かい土の中を利用したりしながら、
暖かい春を迎える為に一生懸命頑張っています。
冬って、一年をどのように過ごして生き抜いて行くのか、
生き物達の知恵が試される時なんですね。

2012年12月19日 09:18 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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