冬の生きた宝石に出会った!

寒い日が続きますね。いかがお過ごしですか。
今年は特に寒いせいでしょうか。
例年ならば既に咲いているはずの我が家の水仙は、まだ蕾すら付いていません。
寂しいです。でもちょっと嬉しい出来事がありました。

隣りの庭には、お正月の縁起物の熊手のような形の葉を付けた
シュロの木が植わっています。
幹は下端から上端に向かって濃い焦げ茶色をした網目状のシュロ皮で包まれていますが、
あまり目立たず地味で、この時期は眺めてみてもちょっと寂しい植物です。

先日のことです。
洗濯物を奥様が干すのを(たまたまですが)手伝っていた時のことです。
近くで「ギューイギュイギュイ」「ゲー、ギー」とお世辞でも奇麗な音とは言えない鳥の鳴き声が聞こえていました。
我が家では朝よく聞こえていましたが、どんな鳥なんだろうと思っていました。

急に地味なシュロの幹がパッと明るくなったような気がしました。
見ると、そこには頭が黒色で背が澄んだ青色のひときわ目立つ鳥が止まっていました。
翼が大きく、尾も長く、全体で40cm位です。
シュロ皮にしがみついて何かをつついています。
枯れ枝しか目立たない冬景色の中では生きた宝石のようです。

調べてみましたら、この鳥の名前は「オナガ」でした。
「比較的明るい林を好み、森林に近接する市街地などでも見られる」
と資料には書いてありましたが、私の家の近くには
「林試の森」と言う大きな森林公園がありますから、
そこから集団で飛んで来ているのかもしれませんね。
昆虫や果実、種子などを食べるそうで、どうもシュロ皮の内側に
冬眠で隠れている小さな昆虫を探して食べに来ているようです。
奥様に聞きましたら毎朝洗濯物を干す時間帯にこの木にやって来ているとのことで、
奇麗な鳥なので私に「前からこの鳥の名前を聞きたかったの」と言われました。

オナガはカラスの仲間とあって警戒心も強く、目立っているぶん身を守るためにいつも群れで行動し、巣がカラス等の敵に襲われた場合などは、集団で攻撃を仕掛けて防衛にあたるそうです。
こんなに奇麗で、集団で仲間を守りながら生きる賢いオナガですが、近年全国的にみると分布の範囲が狭まっているんだそうです。
1970年代には全国どこでも見られたオナガの分布は、いまでは東日本限定となっているそうです。
この原因として、同じ仲間にカササギという鳥がいるのですが、この鳥との競争に負けたという説があります。

でもまだ原因ははっきりわかっていません。
生きて行く上でそれなりの苦労はあるようですね。

林の近くや、木の多く植わっている公園等があるところに
お住まいの方がおられましたら、是非早起きして探してみて下さい。
この生きた宝石に出会えるかもしれませんよ。
もし出会えたら、きっと一日が幸せ気分になること間違いありません。
試してみて下さい。

2013年1月16日 09:07 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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