地球を守ろう!

皆さんお久しぶりです。
前回、原稿をお休みさせていただきました。
じつは先々週、学生と一緒に大覚寺の梅林の整備で道作りをしたのですが、
ツルハシやシャベルの作業で腰を痛めてしまい動けなくなって寝ていました。
もうすっかり良くなりましたが、気がついてみれば、
京都の桜もピークを過ぎて一部では葉桜となっています。
大覚寺大沢池では散った花びらが池一面に広がり、風の流れにそって
細長くなったり、固まったりといろんな模様を描いています。
これがよくいわれる「花筏(はないかだ)」なんでしょうか。
この美しい風景がいつまでもあると良いですね。
でも今地球温暖化によってこんな風景が無くなってしまうかもしれない危機に
地球は直面しているんです。

いまから16年前の1997年に京都で、
この問題に世界の国々が協力し合ってCO2削減に取り組もうと、
温室効果ガスの削減目標を定める「京都議定書」が採択されました。
しかし、国々の利害が絡み、いっこうに具体的な取り組みは進んでいません。
それどころか世界中のCO2濃度は年々高くなっているのです。
このCO2増加に伴う地球温暖化は、氷河を溶かして海水面を上昇させ、
世界の森林や海岸林の崩壊につながり、
今まで慣れ親しんで来た美しい風景が無くなったり、
温暖化による気候の変動がそれぞれの地域に生息する動植物を
絶滅へと追いやったりする事につながっています。

以前も少しご紹介しましたが、
このことに危惧した華道「嵯峨御流」の全国の華道家の方々は、
CO2増加に伴う地球温暖化への取り組みを
「自分たちで出来るところからこの問題に関わって行こう」
と行動を開始したのです。
それは、いけばなで環境保全を訴えることでした。
日本におられる世界各国の大使夫人に、
「あなたの守りたい、愛している美しい風景は何ですか」
とお聞きして、その風景を
「大使夫人と一緒にいけばなで表現して、この風景を守って行きましょう」
と参加協力のメッセージを送ったのです。その結果、
「美しい地球をいける 守り伝えたい生命の風景・京都から世界へ」
をテーマとした大使夫人の参加する華道祭の実施にたどり着きました。
参加国は、あのムーミンのいる北欧の国フィンランド、
世界で最も環境保全に取り組んでいる軍隊の無い熱帯の国コスタカ、
水を最も神聖なものとして信仰心のあつい国インドをはじめ、
ドイツ、タイ、ロシア、フィリピン、
アフリカの楽園と言われるモロッコなど8カ国で、
風景がそれぞれ畳2枚分の大きさでいけ表されます。

フィンランド大使夫人は、
「私の愛すべき風景は、森林と湖が雪一面に覆われた静寂な森です。
 冬は長く暗く、静寂が支配するモノトーンの世界です。
 一面の銀世界は筆舌に尽くしがたい美しさがあります。
 このモノトーンの世界にも雪間の下から草花が咲き始め
 早春の訪れを告げます」
と説明して、風景の絵を描いて下さいました。

また中米に位置するコスタリカの大使夫人は、
「国名のコスタリカは美しい海岸という意味です。
 白い砂浜にヤシやトロピカルプランツの生い茂る
 コスタリカの海岸は夢のように美しく、
 ぜひ皆さまにおいでいただきたいと思います。
 生け花にその海岸のイメージを託しました」
と教えて下さり、イメージ絵を完成させて下さいました。

皆さん、この機会に是非京都においでになり、
この「守り伝えたい生命の風景」をご覧下さい。
そして、地球を一緒に守る行動に参加しませんか。

日時:平成25年4月12日(金)~14日(日) 10時~16時
場所:旧嵯峨御所 大本山大覚寺

2013年4月10日 08:36 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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