来年の干支を背負った植物達は縁起がいいかも!

皆さんこんにちは。
京都では紅葉の終わりかけです。
皆さんの所ではいかがですか。
この時期京都では、お正月に向けていろんな行事が動き始めます。
その代表に「事始(ことはじ)め」があります。
12月13日に芸妓・舞妓さん達、華道のお弟子さん達がお世話になっている師匠のところや、普段世話になっているお店などにあいさつに行く風習です。
今も続いている素敵なものです。
このような行事をしながら、来年の午年を迎えるのです。
「午」とは、生まれたての子馬が生後1時間ほどでしっかりと立ち上がり、3時間もしないうちに駆けることができるようになることから、『立ち上がりが早い』とか『立身出世の象徴』ともされているようです。
今日はこの「午」にあやかって名付けられている、縁起のいい馬の字が付く植物をご紹介したいと思います。

まず、草花から紹介したいと思います。

コマツナギ/駒繋ぎ(マメ科)
ピンクの花が咲きます。茎は細いのですが、馬をつないでおけるほど丈夫なことからこの呼び名が付いたようです。
その昔は肥料にもなり重宝されていたようです。


ウマゴヤシ/馬肥やし(マメ科)
黄色の花が咲きます。
コマツナギ同様に、貴重な馬の飼料になることからこの名が付きました。

ウマノアシガタ/馬の脚形(キンポウゲ科)
根元の葉の形が馬の蹄に似ている事からこの名が付いたと言われていますが、全く似ていません。不思議ですね。
有毒植物で、これを食べた牛が中毒を起こしたことがあるそうです。

ウマノスズクサ/馬の鈴草(ウマノスズクサ科)
果実が馬の首に付ける鈴に似ているとか、葉が馬の顔の形に似ていることから付けられたという説があります。
花の香りでショウジョウバエのような小型のハエを呼び、花の奥にある球形の部分に閉じ込め、受粉させるという巧みな仕掛けを持った植物です。

ウマノミツバ/馬の三つ葉(セリ科)
馬に食べさせる程度のどうでも良い植物で、人間が食べるには美味しくないといった意味でウマノミツバと名付けているようです。

ウマスゲ/馬菅(カヤツリグサ科)
スゲ科の植物の中では、特別に馬のように大きい大型のスゲなので、ウマスゲと名付けられたようです。

ウマノチャヒキ/馬の茶挽き(イネ科)
馬の名前が付く植物では唯一帰化植物です。
日本全国に広がり空き地等に繁殖します。
全草に軟毛が生えており、茎は中空で細く直立し、穂が重く垂れ下がります。
そのふさふさ状態は、一見すると馬のしっぽかたてがみに似ている感じがします。
全体的に咲きはじめは緑色をしていますが、終わりに近づき馬特有の色である赤茶色っぽくなります。


木本(もくほん)では2組ありました。

アセビ/馬酔木(ツツジ科)
呼び名は違うのですが馬の字があてられます。
馬酔木の名は、馬が葉を食べれば毒に当たり死んでしまう程の毒があるところからこの名が来ています。
動物は食べるのを避けるため、山ではこの木だけが残り、斜面一面に広がったこの植物の群落を目にする事があります。

マテバシイ/馬刀椎(ブナ科)
資料によりますと名前の由来は、九州で使われていた木を削るためのヤリガンナという道具にマテバと言うものがあり、そのヤリガンナの尖った先端部分とマテバシイの葉の形が似ていた事から付いたと言う説と、マテバシイはシイの木などと比べるとやや樹高が低かった事から「もう少し待てば(マテバ)シイの木になるのではないか?」という期待からこの名が付いたという説がありますが、はっきりとはしていないようです。
縄文時代の遺跡からマテバシイの果実(どんぐり)が発見されていて、かなり古い時代から重要な食料源であったようです。

今回はこの植物ごとに絵を付けておきました。
皆さんも来年こそ積極的に山野に出かけて、この馬の字が付く縁起の良い植物達を探して、午年を実感してみて下さいね。

2013年12月 5日 10:20 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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