美しい村の「ケンとメリーの木」

暖かな日がようやくやってきました。
京都では一面新緑ですが、皆様の周りはいかがですか。
先日研修で、北海道の美瑛町(びえいちょう)に行って来ました。
まだまだ寒く、木々の芽は固く閉じていました。
初めて行ったこの町は「日本で最も美しい村連合」に加盟しており、その事務局がこの町に置かれているのです。
駅前の三角屋根の町並み景観、パッチ状の模様を描き出す広大な畑の風景。
背景にそびえる十勝連邦の山々。
どれ一つをとっても本当に美しい町です。
そして何と言っても町の人々が本当に元気で明るいのです。
私は一目惚れです。
こんな素敵な町を作っている町長さんに一目会ってみたいです。
今日はこの美瑛町にまつわるお話です。

この美瑛町には日本で一躍有名になった木があります。
かなり前に自動車の宣伝に使われ、その映像風景の美しさに全国のみんなが惚れ込んでしまったのです。

小高い丘の上に一本だけ、青い空に向かって伸びる木。

その背景には、山頂に真っ白な雪をかぶったを十勝連邦がそびえ、一本の木の存在感が引き立っています。
何処から写真をとっても絵になる風景とはこのようことを言うのではと思いました。
実はこの木は皆さんが良く知っているポプラの木なのですが、別名「ケンとメリーの木」と呼ばれています。
由来は「ケンとメリー~愛と風のように~」がヒットチャート1位になるなど、車のCMでブームになった事から来ているようです。


ポプラの学名「populas」には「震える」という意味があり、ハート形のポプラの葉が僅かな風でもさやめくことから付けられたといわれていますが、私の卒業した新潟の中学校の校庭にもこのポプラの木が植えてあって、春の微風にさやめいていた事を思い出しました。
春には垂れ下がるように、房状に集まった小さな花が咲き、そして花が終わると綿毛付きの種子を大量につけます。
関東ではなかなか経験できないのですが、6月頃になると札幌市内のあちこちで、この種子が風にとばされて、フワフワと空を舞う姿を見る事ができます。
このため英語で「コットンウッド」と呼んでいるそうです。

日本では、牧場の境界を知る目印として植えたり、明治の頃からは防風林目的で外国から持ち込まれたとの事です。
成長が早いのですが、そのぶん材質は柔らかいため、建築材としてはあまり利用に適しません。
日本ではマッチの軸として使っていたそうです。
数十年から100年程度で老木となり、根が深く地面に広がりませんので台風などで倒れやすく、被害が出たというニュースが以前あった事を覚えています。

美瑛町では、これからの5月中旬以降に葉を広げ美しい風景を演出します。
皆さんも是非一度この「日本で最も美しい村」に行って「ケンとメリーの木」に会って、美しい風景写真を撮ってみてください。
きっと素敵なものに出来上がる事間違いなしです。

2014年4月23日 09:15 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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