祇園祭に欠かせない「生け花」の植物

皆さん暑くてむしむしする日が続いていますが、いかがお過ごしですか。

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京都では7月14日から始まる祇園祭の準備に町中が沸き立っています。
特に今年は150年ぶりに大船鉾(おおふねほこ)が復活すること、また今までは山鉾(やまほこ)巡行日が17日だけだったのですが、今年は24日にも後祭りとして山鉾巡行があるということで盛り上がっています。
この祇園祭には、祭りにはなくてらならない祭り花として、各家の玄関や床の間にヒオウギという植物を生けて飾る習慣があります。

大覚寺に伝わる嵯峨御流でも、このヒオウギを用いた生け方があります。
写真は、嵯峨御流の華務長を勤められる辻井ミカ先生が生けられたお花です。

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「ひおうぎ」という名前ですが、資料によりますと漢字で「檜扇」と書くそうです。
この檜扇とは檜の薄板を重ねて扇子の形にしたもので、かつて宮中で公卿が厄を祓ったり、災難が降り掛からないようにいつも持っていたそうです。 
祇園祭は疫病の流行により10世紀からは毎年行うようになったとされています。
この檜扇にヒオウギという植物の葉の形が似ているため「扇に見立てた葉が厄をはらう扇に通じている」ということで、檜扇の代わりに厄を払いのける願いを込めて、祇園祭の時期に各家で飾るようになったようです。

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最近、自生のヒオウギがなくなってきているため、生け花に用いるヒオウギは栽培した園芸品種です。嵯峨御流の伝書では「角ヒオウギ」という、四方に葉が出る種類を用いる生け方が伝わっているそうですが、今ではこの「角ヒオウギ」がどこに生息しているのか不明だそうです。

今年の祇園祭は盛り上がり最高です。ぜひ皆さん京都においで下さい。
そして檜扇の代わりに生けられているヒオウギの生け花を見て、厄払いをしてみてはいかがでしょうか。

2014年7月 7日 08:55 | | コメントを読む (1) | コメントを書く


コメント

私も、遠州流ですがお花を習っております、とても素敵な生け方に、又、桧扇の意味が深いものとは、知りませんでしたとてもためになるお話しですね、早速お花屋さんにお願いして我が家でも、生け込みしてみますお写真の様には、生けられませんが、勉強になりましたありがとうございます(*'▽'*)

Posted by: なりこ | 2014年7月15日 00:12


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