秋の美人「オミナエシ」は腐った靴下の匂い

 皆さんこんにちは。
 もう山は秋の気配でいっぱいです。
 

皆さんは、秋の七草って何か言えますか。

 7種の草花はハギ、キキョウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、ススキ(オバナ)、ナデシコを指しています。

 春の七草は、長い冬の終わりに新芽の滋養を食し、無病息災を祈願するものを意味しているそうですが、これに対して、秋の七草は、冬に向かう前に咲き誇る花の美しさを愛でるものを示しているのだそうです。

 この中で、秋の七草の美人の代表は何と言っても花言葉に「美人」をもつ「オミナエシ」です。
 茎をまっすぐに伸ばし、先端に15~20cmほどの塊りの多数の黄色い花を咲かせます。
 本当に秋の野原の美人の典型です。


 ところで、秋を迎え、もうすぐやってくる冬の準備に入る虫達は、いっぱい蜜をもらって、卵を産んで子孫を残したり、越冬する準備に大わらわです。
 虫達は、当然、山野でひときわ目立つ綺麗な花はその分だけきっと蜜も美味しいだろうと、色んな虫達が蜜をもらいにすり寄ってきます。

 その虫達の中には、蜜だけ失敬するよこしまなやつも結構多いのです。
 秋の美人のオミナエシとて例外ではありません。
 オミナエシは「勝手に蜜だけ持って行かれてはたまらない」と、ある仕掛けを身にまとったのです。


 植物は、訪れる虫達に蜜をあげる代わりに、花粉を付着させて遠くまで運んでもらいますが、あまりにも無差別に来てもらっては困ります。

 そこでオミナエシは、普通の虫ではとても好まない強烈なアンモニア臭がする(要するにおしっこの匂いですよ!)匂いを花から出して、多くの虫達に嫌われる道を選んだのです。

 その匂いは「足の裏の臭い」ともいわれています。

 何と美人は自分を臭くして嫌われ者になろうとしたのです。


 「嫌われてこそ真の愛を見つけるオミナエシ」となったのです。


 自分で動きまわることのできないオミナエシは、訪れる昆虫の愛をしたたかに確かめて、その結果、よほどの変わり者しか訪ねて来てくれない。
 でもその臭いに負けず、そばによってじっと見つめて、「なんとも愛らしいお花!」と、この臭いを好み、心から愛してくれるハエ、アブ、ハチ等の虫達に来てもらう道を選択したのです。

ominaeshi170913.jpg

 見かけのきれいなナイスガイの虫達より、醜くても愛の深い虫を選んでいるんですね。

 追伸 ネコやネズミがこの臭いを好むため 毒と混ぜてネズミ退治に使われたそうです。

2017年9月13日 10:00 | | コメントを読む (0) | コメントを書く


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