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      <title>ふしぎな森のふしぎ先生</title>
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      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
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         <title>何処からやって来たか、南大東発光キノコ？</title>
         <description><![CDATA[皆さん、今年の夏はどうしてこんなに暑い日が続くのでしょうか。
街路の草木が日照りで枯れかかっています。
一雨降って涼しくなって欲しいですね。

今日は前回の続きで南大東島の不思議な植物のお話第２弾です。
南大東島に今から110年前、玉置半右衛門に引き連れられて
八丈島から23名がサトウキビの入植開拓で上陸したのですが、
上陸当時、島は一面ビロウの樹々に覆われていました。

太平洋の荒い波と、島の回りは30m以上の断崖絶壁だったため、
その上陸作業は想像を絶するものだったと言われています。
今もその上陸地点から島の中心部にビロウ林を切り開いて進んでいった道が
「開拓ロード」と呼ばれて残されています。
道の両端にはビロウの樹々が今も茂り、当時の人々の苦労を忍ぶ事が出来ます。

ある日の雨上がりの夕方、「真板さん、例のものを今回も見に行きましょう」と、
南大東村役場の宮城さんに誘われて学生と一緒に、
この「開拓ロード」にある珍しいものを見に行ったのです。
あるものとは、以前皆さんにご紹介した事のある
通称「南大東発光キノコ」とよばれているものです。

<div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="Kinoko1.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Kinoko1.jpg" width="227" height="170" /></div>

開拓者の苦労の霊を偲ぶかのごとく、道の両端に枯れ落ちたビロウの葉や枝に青白く輝く発光キノコ。真っ暗ななかに開拓ロードに沿ってボーッと光が続いています。私はこのキノコは毎回この島を訪れるたびにチャンスがあれば見ているのですが、いつ見ても何とも言葉ではいい表せない不思議さを感じます。

<br><br>このキノコの名前が今回やっとわかりました。
その名は「エナシラッシタケ」といいます。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="kinoko2.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/kinoko2.jpg" width="227" height="170" /></div>

資料によれば、「ビロウの枯れ枝に寄生し、キノコが持つ酵素が反応して、光を放つと考えられていて、八丈島や青島など限られた地域でしか見ることの出来ない、めずらしいキノコ」とありましたが、この南大東島でもしっかり繁殖しているのです。
今現在、開拓民のふるさとである八丈島ではこの発光キノコを観察するツアーが実施されていて人気者になっているようです。

<br><div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="kinoko3.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/kinoko3.jpg" width="227" height="170" /></div>

写真で示しました様にキノコの柄はなく、上から見るとその模様は蜂の巣と言うか、ハスの茎の切り口の様なハチス模様になっていて、色は白色です。
大きさは3mmから5mm位のものがベターッとビロウの枯れ枝に張り付いた様になって群生しています。

<br><br>何処からやって来たのでしょうか。
110年前の上陸時、八丈島からの島民の体に胞子がついて来たのか？
あるいはそれより遥か昔、「ビロウ」は台湾北部、中国南部や日本の四国南部、
九州西南部から琉球列島に分布する高木の常緑のヤシ科の植物といわれていますから、
ビロウの種が琉球列島から渡り鳥か海流によってこの島に運ばれたときに、
光っていたこのキノコの胞子が一緒にくっついて来たのでしょうか？
謎は深まりますがロマンがありますね。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/09/post_72.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 01 Sep 2010 10:03:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>南大東島の一夜限りの美人に会った！</title>
         <description><![CDATA[皆さんこんにちは。お元気ですか。
私は先週、以前皆さんにご紹介した事のある南大東島に行って来ました。
那覇空港から450kmの太平洋上にある島です。
気温は30度、風が気持ちよく京都や東京より遥かにしのぎ易い気候です。
夜空には、星が一面輝き、天の川や流れ星、動いている人工衛星までも見えます。
寝転んで両手を広げると、右手の先から左手の先まで星に包まれ、
じーっと星空を見ていると体が天空に吸い込まれ、
体が宇宙の中に浮かび上がって行く様な不思議な感じになります。
南大東島にはまだまだ知られていない素敵な事がいっぱいありそうです。
今日はここで見た、南大東島のとっても珍しい不思議な植物の紹介をしたいと思います。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="75Gekkabijin1.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/75Gekkabijin1.jpg" width="227" height="170" /></div>

ある日、「私のさとうきび畑の真ん中に凄い花があるんですが見に行きませんか」と村役場に務められる教育委員会の川満廣司さんから誘われました。よく聞いてみると、その花は7から8月にかけて月のでない新月の夜中にたった一度だけ咲く花なんだそうです。その花は、長さが25cmから30cm位、開いた花の直径は15cm位のとても大きな白い花です。多い時には500個以上も花を一度に咲かせるそうです。

最初に発見した時、川満さんは、あまりの美しさに、
見つめられると石になると言われるギリシャ神話に出てくる
「メデューサ」か妖怪物語に出てくる「蛇女」かと思ったそうです。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="75Gekkabijin2.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/75Gekkabijin2.jpg" width="227" height="170" /></div>

「ちょうど島に来ていた演奏家の友達に頼んでグランドピアノとギターをトラックで運び、その花の前で演奏会をやったんですよ」とその時の感激の様子を語っていました。

この植物の名はサボテンの仲間でグアテマラ、メキシコ地域原産の「ゲッカビジン」（月下美人）といいます。また最近では、その実は果物としても有名で「ドラゴンフルーツ」と呼ばれています。

このフルーツを食べたことはありませんか。
甘くてとても美味しいです。

残念ながら今年はもう盛りを過ぎていて、一番美しい姿は見られないのだそうですが、
「とにかくトラックに乗って見に行きましょう」ということに。

現地で見ることが出来たゲッカビジンは、高さ5m以上はある大きな珊瑚の岩の上から、
まさに「メデューサ」の髪の様に四方八方にとてつもなく長く垂れ下がる
大株のゲッカビジンの姿でした。
花はほとんど終わっていましたが、まだ幾つか蕾がついていました。
また果実である美味しそうなドラゴンフルーツも幾つかついていてビックリ！

<div align="center"><img alt="75Gekkabijin3.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/75Gekkabijin3.jpg" width="425" height="184" /></div>

「この花をこれからは大切にして南大東島の宝にしましょうね」
と川満さんは目を輝かせておられました。
7月から8月、きっと幸せ気分いっぱいになりますよ。
満開の写真は今年7月に200個くらい咲いた時の写真だそうですが、
「500個以上咲いた時はこんなものじゃなかったよ。真板さん。
　最初見た時は大きな岩に誰かが白いベールをかぶせたのかと思いましたよ。
　その上、花の匂いも強くって、ダイトウオオコウモリが
　いっぱいこの花の花粉と蜜をすいに来ていたんですよ」
と教えて下さいました。

私は、来年の8月の新月の日には絶対に南大東島に行って
この花を見てみたいと思っていますが、皆さんも一晩、一回しか見られない
このゲッカビジンに会いに行ってみませんか。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/08/post_71.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 18 Aug 2010 09:37:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>クマさんがついにやって来た！</title>
         <description><![CDATA[今年は３、４月が本当に寒くてどうしようもないと思ったら、
今度は３５度前後の暑くてたまらない日がつづいて大変です。
京都でも、檜原村でも暑さは一緒ですね。
ただ夜になると京都は熱帯夜ですが、
標高５５０mの檜原の家ではやや涼しさを感じます。

さあ、そろそろお盆休みの時期ですが、どこか自然体験や
サマースクール等のフィールドにお出かけの予定はおありですか。

最近、ちょっと気になるニュースが入ってきました。
それはツキノワグマが人家近くまで出てきたり等、
今まで現れた事のない所での目撃が相次ぎ、人々をビックリさせている事です。

<div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="74Bear1.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/74Bear1.jpg" width="227" height="170" /></div>

先日、京都府の日本三景の一つとして有名な天橋立でツキノワグマが発見されたそうです。
天橋立の松林の端から端までをいっきに走り抜けたらしく、一番はずれの松林のところにうずくまっていたそうです。
猟師さんによって麻酔銃を撃たれて山に返されたそうですが、どうしてこんなところまで出て来たのか不思議です。


もう一つは、私も関わっているフジの森の研修センターからのニュースです。
すぐ裏山の歩いて５分くらいの自然観察路で、やはりツキノワグマが確認されました。
体調は約1mで親離れしてすぐの子グマらしいです。
<a href="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2009/10/post_51.html" >以前このブログ</a>でも監視カメラで撮った檜原村の動物を紹介しましたが、
ついにツキノワグマの登場です。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="74Bear2.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/74Bear2.jpg" width="227" height="170" /></div>

これで檜原村の裏山にはシカ、カモシカ、テン、タヌキ、ハクビシン、イノシシ、ニホンリス、アナグマ、キツネ、ニホンザル、ツキノワグマとほとんどの中大型哺乳類が姿を現した事になります。
周辺の住民の方や森林レンジャーに聞いてみますとツキノワグマは結構、林道で見かけているとの事。皆さんも山に行く時は、間違ってもクマさんの大好物の蜂蜜などは持ち歩かない様にして下さいね。

クマが里に下りてくる時は山の木の実等の餌が不作の時に、
よくあることだと言われていましたが、最近はクマさんも無精になったのか
人里の家の近くに住んで食べ物をあさっている事がよくあるそうです。
皆さんも何とかクマさんと住み分けて生活できる様に、山に行ったらゴミを出さない、
歩く時は鈴等で事前に音を出して鉢合わせを避ける等十分な注意をして下さいね。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/08/post_70.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 04 Aug 2010 10:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>都市で野生化したインコたち</title>
         <description><![CDATA[皆さん、京都では祇園祭りの巡行が終わる頃に毎年梅雨明けと言われていますが、
今年もご多分に漏れず、気象庁から７月１７日に梅雨明け宣言がありました。
これから熱帯夜でなかなかねむれない暑い日々がやって来ますね。
私の経験では、熱帯地域の本場ブラジルより
この季節は日本の方が暑いかもしれませんよ。

熱帯と言えば、素敵な思い出が私にはあります。
１０年くらい前のちょうど今頃ですが、南米大陸の中央部に位置し
世界遺産地域に指定されているパンタナールと言う世界最大の熱帯性湿地地域に
エコツーリズムの自然体験ツアーで行った事があります。
ブラジルの大都市サンパウロから飛行機でアマゾン川中流の都市マナウスまで行き、
そこから更に小型飛行機でパンタナールまで飛ぶのです。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="73Jacaran.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/73Jacaran.jpg" width="227" height="227" /></div>

ここは動物の楽園です。
ワニの仲間のカイマンやネズミの仲間では世界最大のカピパラ、体に鎧の様な皮膚を持って身を守るオオアルマジロ、日本でも人気のオオアリクイ、蛇の王様アナコンダ等３００種以上の哺乳類と１０００種以上の鳥類と会う事が出来ます。

私はこのパンタナールの湿地の中央部にある農家に泊めてもらいました。
ベッドではなくハンモックで寝た事を覚えています。なかなか気持ちのいい物でしたよ。
農場の真ん中にはジャカランタと呼ばれる奇麗な花をつけた大木が一本立っていました。

ジャカランタはブラジル原産で、樹高は１５～１８ｍにもなる世界三大花木の一つと
言われているとても奇麗な花を咲かせる木です。
花が桐の花に似ている事から、日本ではキリモドキとも呼ばれています。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="73Ruri.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/73Ruri.jpg" width="170" height="170" /></div>

朝日が昇り始めた５時頃の事です。キャー、キャー、ギャーとものすごい鳥の声が聞こえてきます。何か？と思い声のする農場に行ってみるとなんと、濃いブルーの色をした体調３０から４０cmのインコの群れが何百羽と何処からともなく飛んで来て、ジャカランタのベルの形をした紫色の花をついばんでいるのです。
この群がっていたインコの正体は、その美しさで世界に知られたルリコンゴウインコ。日本でもペットとして人気が高く、飼われている事があるそうです。

いまでもあの朝日をバックにジャカランタの花に群がる
ルリコンゴウインコの群れの姿は忘れる事ができません。
素敵でした。
カメラで写真を撮ることを忘れてしまった程です。

なぜこんなお話をしたかと言いますと、インコで思い出した出来事があったからです。
実は去年の今頃ちょっと変わった事がありました。
それは目黒の私の家の前に奇麗な緑色をした鳥の羽が落ちていたのです。
それはまさにあのパンタナールで見たインコやオウムの鳥の羽に似ていたのです。
おかしいなー？と思っていましたら、７月中旬の朝９時頃の事ですが
ついにその羽の正体を目撃したのです。
高いヒノキやケヤキの木のてっぺんに「キャーキャー」と大きな声で鳴きながら
３０から４０cmくらいの緑色をした鳥が３羽飛び回っているのです。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="73Wakake.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/73Wakake.jpg" width="170" height="170" /></div>

その名はワカケホンセイインコです。
目黒にある東京工業大学に数百羽が棲みついているようで、調査の結果では、近年日本の三大都市圏でこの鳥が野生化して、最も多数生息している東京都では1965年から観察され始め、1985年現在では20ケ所以上の営巣地と800羽を越える個体が観察されて、さらに増えつづけているそうです。
ワカケホンセイインコは、アフリカからアジアにかけて広く分布するセネガルホンセイインコの仲間で、日本にペットとして安い価格で大量に輸入され、それが逃げてか、あるいは捨てられたものが繁殖したようです。
元々熱帯性のこの鳥が繁殖できるのも大都市の様に冬でも暖かく
ヒートアイランド化していることが、繁殖を可能にしているようです。

今東京ではこの鳥による被害報告はありませんが、原産地では
農作物へ被害を与える害鳥として嫌われているようで、桜等の花の蜜が大好きなので、
いつか、桜の花のむしり取りによる被害が聞かれ問題となるかもるかもしれませんね。

よその国から動物を輸入して飼うという事は、日本の動物や植物が
それだけ生息しにくくなる環境を作り出す事につながっています。
皆さんもペットを飼うという事が環境にどんな影響を与えるのか
考えてから飼って下さいね。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/07/post_69.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 21 Jul 2010 10:01:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>食べられるゴボウと食べられないゴボウ？</title>
         <description><![CDATA[<div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="72Tanabata.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/72Tanabata.jpg" width="227" height="227" /></div>

みなさんこんにちは。
今日は7月7日の七夕様ですね。
皆さんの家でもササの枝に短冊を飾って願い事をしていますか。
実は、七夕の行事は、奈良時代の頃に唐より伝えられたとされていますが、このササは、七夕の行事が日本に伝えられる前から神様が宿る植物として大切に扱われてきました。
そのため「人々はササで身を清める儀式をし、神に祈りをささげていた」と多くの資料に記されています。
みなさんもぜひササに願いを込めて、短冊を飾って下さいね。

さて先日、山野草がいつも奇麗に飾られている川本コーヒー店に行きましたら、
大きなオニアザミが花瓶に飾られていました。
「先生、切り取ろうと革の手袋つけて切りましたが、突き抜けて痛かったー！」
と語っておられました。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="72Oniazaimi.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/72Oniazaimi.jpg" width="227" height="227" /></div>

オニアザミは葉や茎、花のまわりにちょっと触っただけでも手に刺さる鋭いとげをいっぱい付けています。
これでは大きな丸い固まりのような紫色の花をとろうとしても、ちょっとやそっとでは近づけません。
一説では、このようなとげを持つようになったのは、ノウサギやシカ、カモシカ等の草食の動物たちから身を守るためにだんだんと鋭いトゲを身にまとうようになったと言われています。
生きるための知恵の証だったんですね。

<br>
ところで皆さん、よく観光地のお土産で、ごぼうの根っこに似たものを
みそ漬けにした「やまごぼう」と書いてある食品が売られていますが、
買った事がありますか。
実はこれは正式にはヤマゴボウではなく、アザミの仲間のゴボウアザミや
モリアザミの根を利用したもので、ヤマゴボウではないのです。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="72Yamagobou.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/72Yamagobou.jpg" width="227" height="255" /></div>

では「ヤマゴボウ」ってどんな植物なのかと言いますと、アザミの仲間ではなく、ヤマゴボウ科という別のグループに属するもので、代表的なものとして、アメリカ原産の帰化植物のヨウシュヤマゴボウなどがあげられます。
私は小さい頃このヨウシュヤマゴボウの黒くて柔らかい実をつぶして汁を出し、それを使って絵を描き、インク遊びと言って楽しんだものです。皆さんの中でもやった事のある方はいませんか。
この植物はアザミの仲間と違って根は有毒、若葉をおしたしなどで食べると嘔吐、下痢、蕁麻疹などの症状がでるという超こわものですから気をつけて下さいね。
<br>

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="72Gobou.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/72Gobou.jpg" width="227" height="227" /></div>

さて、では私たちが八百屋さんで買って食べているゴボウとは一体何者なのでしょうか。
じつは、私たちの食べているゴボウは、キク科ゴボウ属というグループの植物で、アザミには近い仲間でヨーロッパからアジアにかけて6種類存在します。
しかし、葉柄や根部を食用に出来るのは一種類だけで、もともと日本には野生はなく、この食べられる種類が、平安時代に中国から伝わり、食用として用いられ始めたと言われています。
平安時代の書物に、キタキス（岐多岐須）と言う名前でゴボウが初登場しています。

当時はどちらかと言うと主として薬用に使われており、
時は経ち江戸時代になってから、食用としてとして全国に普及したようです。
いまは日本独特の野菜で、他に食用にしている国はないようですよ。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/07/post_68.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 07 Jul 2010 10:32:00 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>群れ咲くアジサイ</title>
         <description><![CDATA[皆さん、いよいよ梅雨の季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
うっとうしい日々が続きますね。
こんな季節のなかで私たちの心を明るくしてくれる植物が、
こんもりとした奇麗なお花の塊を見せているアジサイですね。
今日はこのアジサイのお話です。
そういえば先日の朝、テレビでは全国各地のアジサイたよりが報道されていました。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="71Seiyouajisai.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/71Seiyouajisai.jpg" width="227" height="236" /></div>

名前の由来を調べてみましたら、アジサイという言葉の意味は、「青い花が群れて咲く」という意味を指しているようで、「アジ」は美しい事の呼び名で、「サイ」は山百合を指した言葉だそうです。
「山百合の様な美しい花が一つの花に群れて咲いている植物」とでも言う様な意味だそうですが、はっきりした説は不明のようです。

私たちがよく庭先で見る大きな塊になっているテマリ咲きのセイヨウアジサイは、日本原産のガクアジサイを改良したものです。
一見花びらに見える奇麗な部分は、実は花を支えている萼（がく）なんです。

このセイヨウアジサイは、1,800年代に日本から持ち出されたガクアジサイを、
1,900年代のフランスで、顎のすべてが花びらに見える様な装飾花（そうしょくか）と
言われるものに品種改良を加えたものなのです。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:2px; padding-left:0px;"><img alt="71Tamaajisai.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/71Tamaajisai.jpg" width="227" height="261" /></div>

どうも日本ではアジサイはあまり人気がなかったようで、奈良時代に庭に植えられていた記録が歌に少し残っているのですが、その後和歌や文学に登場する事はなく、姿を現すのは江戸時代に入ってからでした。
しかし、明治時代になってもあまり人気が出ず、再び日本の中で人気が出るのは第二次世界大戦後のつい最近の事なのです。
近頃では日本でもいろんな種類のアジサイが品種改良されてお店に出回る様になってきています。
つい先日の事ですが、お花屋さんに行きましたら、開いた白色の花びらが四方に伸びて、花火がパーッと光っている様に見える「墨田の花火」なんていうアジサイが売られていました。

一度お花屋さんで見て下さい。
ビックリされますよ。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:2px;"><img alt="71Koajisai.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/71Koajisai.jpg" width="227" height="227" /></div>

ところで、アジサイの特色の一つとして場所や時間によって色が変化する事があげられますが、この要因として一般に「土壌が酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」と言われています。
しかし近年の研究では、土壌の酸性度は花色を決定する要因の一つに過ぎず、ポイントは、この酸性度によって変化する地中のアルミニウムの量が、青色からピンクに変わって行く重要な要因となっているらしいのです。なかなか複雑ですね。

いま私の住んでいる檜原村の林道沿いに、地味ですが緑が濃くなりつつある森の中で、白色や紫がひときわ目立つタマアジサイやコアジサイが咲き始めています。

皆さんも機会がありましたら、ぜひ雨上がりのあとにでも森の中を散歩して、
この奇麗な花を探してみてはいかがでしょうか。
きっと心が晴れて明るい気持ちになりますよ。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/06/post_67.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 23 Jun 2010 10:11:00 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>いずれがアヤメかカキツバタ</title>
         <description><![CDATA[皆さん、お元気ですか。
皆さんは梅雨時の5月下旬から6月の花の色と言えば何色を思い浮かべますか。
私は、アヤメの仲間かアジサイの仲間に代表される紫色を思い浮かべます。
今日は、しとしと降る雨の中でひときわ美しく輝くアヤメの仲間のお話です。

アヤメ科は世界に80属1500種ほどあり、南アジアなどを除く世界に広く分布し、
特に南アフリカに多く生息しています。
この中にアヤメ属があり、アヤメ、カキツバタ、ノハナショウブ、
ジャーマンアイリス、イチハツ等が同じ仲間として含まれています。
「いずれがアヤメかカキツバタ」とどちらが美しい美人か判断しにくいことの
代名詞のように言われますが、皆さん、違いはお分かりですか。

<div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="70Ayame.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/70Ayame.jpg" width="227" height="227" /></div>

<b><font color="#800080">「アヤメ」</font></b>
アヤメの花は山野に群生し、5月中旬から咲き始め、前面に垂れ下がった紫色の花びらには<b>網目模様</b>があるのが特徴です。

<b><font color="#800080">「ノハナショウブ」</font></b>
ノハナショウブは、水辺や湿原に自生し、前面に垂れ下がった紫色の花びらの基部に輝く<b>濃い黄色の美しい目形（めがた）模様</b>が特色です。よく町で見るハナショウブは江戸時代の中頃より、各地に自生するノハナショウブの変わり咲きをもとに改良され、発達してきた園芸品種なんですよ。

<b><font color="#800080">「カキツバタ」</font></b>
カキツバタは湿地に群生し、5月から6月にかけて紫色の花を付けます。
前面に垂れ下がった紫色の花びらの<b>中央部に白色の斑紋</b>があることが特徴です。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:6px;"><img alt="7Nohanashoubu.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/7Nohanashoubu.jpg" width="227" height="227" /></div>

アヤメの名前の由来ですが、調べましたら「目もあやに」というほど美しい綾目（あやめ）模様があり、それで「アヤメ」と言うようになったとの説があります。また、別の文献では「菖蒲の漢字はショウブと読む他にアヤメとも読みます。
貝原益軒が著した『日本釈名』（1700年）による説明では「<b>あや</b>はあざやかなり、<b>め</b>はみゆるなり、たの草よりあざやかにみゆるなり」と書かれてます。
ノハナショウブが草むらに咲いているところに行くと、「こちらが「見られている」ような神秘感があり、これを捉えての表現のようだ」と載っていました。

いずれの説にしてもひときわ目立って美しい姿から来ている事は
間違いないようですね。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="70Kakitsubata.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/70Kakitsubata.jpg" width="227" height="227" /></div>

最近よくお花屋さんやお庭で見るハナショウブは、このノハナショウブの花びらを大きくして目立つように改良した園芸品種なんですよ。現在5,000種類以上あるそうです。
一方、カキツバタの名前の由来ですが、奈良時代から知られている植物で、汁が着物の染料に使われていたことから、掻付花（かきつけばな）という字があてられ、後に変化してカキツバタとなったと言われています。
江戸時代の前半にはすでに多くの園芸品種がつくられていましたが、江戸時代後半には花菖蒲の方に人気が出て、カキツバタはあまり注目されなくなったようです。

梅雨時を飾るアヤメ属の3種。
似た者同士が美しさを競い合っている様にも見えますね。
皆さんはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブのいずれがお好みでしょうか。
今度庭園等で見かけたら見比べてみて下さいね。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/06/post_66.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 09 Jun 2010 09:50:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ツツジとサツキの違いは？</title>
         <description><![CDATA[皆さん、暖かい日がようやくきたと思ったら、
今度は雨の日が増えてきていよいよ梅雨間近ですね。
山野では植物達が一斉に白色やピンクに赤、紫色と様々な色の花を咲かせています。
今日はこの４月下旬から６月によく見る事の出来る代表的な植物「ツツジ」のお話です。

<div style="float:left; padding-right:10px; padding-left:0px;"><img alt="69Mochi.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/69Mochi.jpg" width="227" height="227" /></div>

ツツジの仲間は野生種で約100属1,350種が知られていて、ツツジ、サツキ、シャクナゲ等も皆同じ仲間なんですよ。
ツツジの仲間は酸性土壌で日当りの良い場所を好みます。日本では、このような酸性土壌の山野が多いため、実に多くの種類のツツジが生息しています。
ツツジはかなり古くから多くの人々の興味を引いていたらしく、ツツジの名は、『出雲国風土記（いずものくにふどき）』（733年）には、大原郡の山野に生える植物として紹介されていますし、また奈良時代の万葉集では9首も歌に詠まれています。

さらに、伊藤伊兵衛によって出版された世界最古のツツジ、
サツキ専門書である『錦繍枕（きんしゅうまくら）』（1692年）では、
ツツジの品種が173品種、サツキの品種が162品種も解説されています。

ところで「ツツジとサツキの違いは？」と聞かれる事があります。
ツツジの仲間にはヒカゲツツジの系列とツツジの系列に分けられます。
このうちツツジの系列の中に幾つかのグループがあるのですが、
この一つに「ヤマツツジ」と呼んでいるグループがあります。
このグループの中に、私たちがよく山で見るヤマツツジ類と呼ばれる仲間と、
一般にサツキと呼んでいる「サツキツツジ」の仲間が存在しています。
サツキツツジは5月中旬から6月中旬が開花時期で、
旧暦の皐月（5月。いまでいう6月頃）が一番多くの花をつけるようです。
現在では品種改良されて1,500種類以上もあると言われています。

サツキツツジはオオムラサキツツジなどとよく似ているのですが、
開花時期がやや遅く、一般的に葉は小さくてかたい形をしていますので、
よく見れば、区別する事は出来ますよ。
皆さんは何種類位のツツジ仲間を見た事がありますか。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:10px;"><img alt="69Mochitsutsuji.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/69Mochitsutsuji.jpg" width="170" height="170" /></div>

いま私の大学から北嵯峨にある嵯峨御陵に行く道筋には、街路樹として植えられた大輪の紫色の花を咲かせるオオムラサキツツジ、御陵に至る山道脇には、赤い色のヤマツツジや薄紫色のモチツツジが咲いています。
でもちょっと面白い事があります。花の顎（がく）や花に近い葉がネバネバしているのです。
このネバネバしている液は葉や顎にある腺毛と呼ばれるものから出ています。
皆さんもこのネバネバを触った経験はありませんか。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="69Hanaguruma.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/69Hanaguruma.jpg" width="170" height="170" /></div>

ところでこのネバネバは何の為にあるのでしょうか。
よく観察してみるとアリや小さな昆虫がくっついて身動きできなくなっています。調べてみましたら、ツツジは花粉を運んでくれる虫（チョウやハチなど）以外の昆虫（アブラムシやアリなど）に食べられてしまいやすいのだそうです。このために粘液を出して捕まえて殺しているのだそうです。ある研究者が実験的にこの粘液が出る腺毛を剃ったら、花は手ひどく食害されたとの実験結果があるそうです。
皆さんも山に行ったらよく見てくださいね。

花が大きくて目立つ植物は、美しさを保つ為に結構裏では必死に努力しているんですね。
最後に最近の品種改良された奇麗なツツジを2種類ご紹介します。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="69Marion.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/69Marion.jpg" width="170" height="187" /></div>

一つは先ほど紹介しましたモチツツジの改良品種「花車（はなぐるま）」です。
澄んだ薄紫色で深く切れ込んだ花弁はとても美しいです。モミジで有名な京都の常寂光寺（じょうじゃっこうじ）のお庭に咲いています。

もう一つは「マリオン・メリーマン」と呼ばれるツツジの仲間では数少ない黄色花の落葉性ツツジの園芸品種です。私は、檜原村の最大の滝である「払沢の滝（ほっさわのたき）」にあるレストラン「四季の里」の入り口で、一株だけひときわ美しく咲いているのを見つけました。
一度皆さんも見に行って下さい。
親切に説明して下さいますよ。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/05/post_65.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 26 May 2010 11:29:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>南太平洋の巨大植物にであった！</title>
         <description><![CDATA[<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:6px;"><img alt="100512FushigiC.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/100512FushigiC.jpg" width="142" height="694" /></div>

皆さん、こんにちは。
やっと暑さを感じる日々となりましたが今年の春は寒かったですね。やっと暖かくなってきましたので、檜原村の私の畑ではジャガイモ、サトイモを植え付けました。
今日はこのサトイモの仲間のお話です。

サトイモの仲間は身近にも色々あります。
挿絵に示したミズバショウ、コンニャク、マムシグサ、ショウブ、全てこの仲間です。よく花が似ていますね。
サトイモの生まれた地域はインド東部かその周辺と言われています。花の形は変わっていて、肉穂花序（にくほかじょ）と呼ばれていて、真ん中に写真の様な棒状の柱の様なものが立ち、その棒の下部の回りに小さな花がいっぱいついてます。
この棒状のものの先端部分からは匂いが出て、虫を引きつける役割をしています。
この棒状の部分を包み込むかの様に、仏炎苞（ぶつえんほう）と呼ばれる葉が回りを包んで、いかにもここに花が咲いていますよと、匂いを集中的に出して虫達に知らせる煙突の様な役割もしているそうです。

この仲間を大きく分けると、よく食べるサトイモの仲間と食べられないクワズイモの仲間に分けられます。
クワズイモ（食わず芋）は、太い木のような根茎を持ち、大きな葉はサトイモの葉や象の耳に似ている常緑多年草です。
芳香のある薄黄の仏炎苞花を咲かせます。
名前の通り食用にはなりません。
クワズイモは四国・九州の南部・琉球、中国・インドシナ・インドの暖帯からスリランカ･中国(南部)･東南アジア･オーストラリア、南太平洋の熱帯･亜熱帯の谷筋や林縁などに生育し約60種がある大型の多年草です。

少し前のお話ですが、私が南太平洋のフィージ諸島の調査に出かけた時の事です。
アンバサという集落の酋長さんが「洞窟の入り口に奇麗な花が咲いているので見に行かないか」と誘われました。

歩く事１時間３０分。
フィジアン（フィージ人をこう呼んでいます）の歩幅の一歩分は私の足で二歩分なのでついて行くのが大変でした。
ようやく入り口に着いた時です。
入り口の手前の林の中に白い大きな花をつけた植物が一面に広がっていました。
葉は今まで見た事もない大型のもので２ｍから３ｍ程の
長く太い葉柄（ようへい）の先に付き、長さ幅ともに60cmほどの葉を
何枚も根元から扇状に広げています。
こんな大きな葉は、林の中の風が吹かない場所でないと
すぐに折れてしまうだろうなと思われる程です。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="100512FushigiB.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/100512FushigiB.jpg" width="170" height="227" /></div>

花は写真に示した様な棒状の柱である花序（かじょ）を白色というかクリーム色っぽい色をした苞（ほう）が、花びらの様に覆っています。
宝石のようです！
その時撮った写真を見て下さい。
なんでこんなに大きいんだろうと不思議でたまりません。今でもその不思議は謎です。

「食べるのですか」と酋長に聞いたところ「村では、有毒なので食べた事がない」と言ってました。

強烈な体験で今でもこの植物と出会った時の感動と言うか感激や興奮は忘れる事が出来ません。

日本に帰ってからこのクワズイモを調べてみましたら、
インドクワズイモという種類に属するものらしく、
フィージ諸島の種類はこれが特に大きく成長したものの様でした。
学名ではエレファントイヤー（ゾウの耳）と記述するらしいです。
そう言えばゾウさんの耳に葉が似ていますね。

<div class="clear"></div><div align="center"><img alt="100512FushigiA.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/100512FushigiA.jpg" width="425" height="157" /></div>

いちどハネムーンイアランドとして人気の高い
フィージ諸島を訪れる事がありましたら
是非現地の人に頼んでこのクワズイモを見に行って下さい。
日本では想像できないこの植物のスケールにビックリすること間違いありませんよ。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/05/post_64.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 12 May 2010 09:42:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>この花は何の実？</title>
         <description><![CDATA[皆さんこんにちは。
やっと暖かくなって来ましたね。
植物の開花が遅れていましたが、大学にまで通う道ばたや玄関先の花壇では、
タンポポ、スミレ、ヒメオドリコソウ、ハナニラ、サクラソウ、クリスマスローズ等、
色とりどりの草花がいっぱい咲きほこっていますが、
皆さんのところではどんな草花が咲いていますか。
今日は私が毎日大学に通うために使っている嵯峨嵐山の駅から大学までの
庭に植えられている樹々の花のお話です。

実はこの季節は秋によく食べたりする木の花が結構咲いていますが、
小さかったり、目立たなかったり、他の花に似ていたりして、意外と知られていません。
今日はそのよく目にする木に実でありながら、実は意外と知られていない
「木の花」を紹介したいと想います。

<font color="#800080">【その１、これは何でしょう！】</font>

<div align="center"><img alt="67-01Q.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-01Q.jpg" width="232" height="232" /></div>

原産は中国東部で、花はちょうど今頃（4月）が一番奇麗ですよ。
5枚の花びらからなる淡いピンク色の花を咲かせます。
果実はのどの炎症によく効くと言われ、蜂蜜につけたりお酒に漬けたりします。
名前の由来を調べましたら、語呂合わせで「金は貸すが借りない」の
縁起担ぎから来ているらしく、庭の表にこの木を植えるそうです。

<font color="#800080">さて答えは何でしょう。</font>

<div align="center"><img alt="67-01A.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-01A.jpg" width="232" height="232" /></div>

答えは、夏過ぎに下の写真の様な、黄色の大きな15cm前後の大きな実を付ける
「お金は借りん！」の「カリン」です。
ご存知でしたか。


<font color="#800080">【その２、これは何でしょう。】</font>

<div align="center"><img alt="67-02Q.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-02Q.jpg" width="232" height="232" /></div>

東アジアの固有種で、中国には自生しているそうです。
品種数は多く1,000を超えるとも言われている人気者です。
4月下旬から5月頃に淡い黄色の地味なごつごつした感じの小さな花をつけます。
木は家具材として用いられ、実は食用となり、葉は茶の代わりとして加工され、
飲まれたり、天ぷらに挙げたりして食べると美味しいです。

<font color="#800080">さて答えは何でしょう。</font>

<div align="center"><img alt="67-02A.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-02A.jpg" width="232" height="232" /></div>

答えはカキの花でした。よく見ると意外と奇麗なんですよ。


<font color="#800080">【その３、この２つの花は何でしょう。】</font>

左は、高さ15メートルほどの大きさになります。
花は4月頃に5枚の白い花弁からなる花をいっぱい付けます。

<div align="center"><img alt="67-03Q.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-03Q.jpg" width="431" height="215" /></div>

両方ともバラ科の植物です。
左の花は、中国原産で高さ15メートルほどの木になります。
花期は4月頃で、葉の展開とともに5枚の白い花びらからなる花を付けます。
秋の果物の代表の一つですよ。

右は、桜に似ていますが違います。
3月下旬から4月頃淡紅の花を咲かせ、初夏の6月下旬から7月中旬に実を付けます。
実は生食のほか、ジャムや乾果物として皆の人気者です。

<font color="#800080">さて答えは何でしょう。</font>

<div align="center"><img alt="67-03A.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-03A.jpg" width="431" height="215" /></div>

答えは左がナシ、右がアンズです。
どちらも美味しそうですね。


<font color="#800080">【その４、これは何でしょう。】</font>

<div align="center"><img alt="67-04Q.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-04Q.jpg" width="232" height="232" /></div>

みかん科の植物で4月から5月頃に直径5mmほどで黄緑色の花を咲かせます。
花も実も食用にされ、実は9月から10月頃に赤く熟し、
裂開して中の黒い種子が出てきます。
山にもありますが、最近庭にも植えている人が増えています。
皆さんは葉っぱを見ると分かるかもしれませんね。

<font color="#800080">さて答えは何でしょう。</font>

<div align="center"><img alt="67-04A.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/67-04A.jpg" width="232" height="232" /></div>

答えはサンショです。
「ピリリと辛いサンショの味」ともよくいいますよね。
皆さんも好物でしょうか。
私は、春は花サンショ、初夏は葉サンショ、秋は実サンショと、
一年を通じて収穫してお料理に使います。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/04/post_63.html</link>
         <guid>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/04/post_63.html</guid>
         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 28 Apr 2010 12:43:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>春満開</title>
         <description><![CDATA[皆さんこんにちは。
やっと桜も満開となりあたたかい春がやって来ましたね。
京都嵯峨野の大覚寺大沢池の桜を見て来ました。
その見事なまでの満開の姿と、大沢池に散って池面に浮かぶ花びらが、
そよぐ春風の風道に沿って演出する花筏の風景は、京都風情たっぷりです。

<div style="float:left; padding-right:10px; padding-left:0px;"><img alt="100414Genpeimomo.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/100414Genpeimomo.jpg" width="227" height="227" /></div>

もう一つ、このブログを読んでいらっしゃる皆さんに、とっておきの情報をお知らせしておきますね。それは大沢池の隄の桜並木を通りすぎて一回りする終点のあたりに珍しい植物が一本だけ満開に咲いています。その名は「源平桃（げんぺいもも）」。一本の木に赤色、白色、桃色、赤白の混じった花が咲いているのです。別名「花桃（はなもも）」とも呼ばれていまが、江戸時代からあるモモの品種だそうです。環境やその年の気候によって、白が咲かなかったり、赤が咲かなかったり、競うように咲いたりと、源平の合戦のごとく競うように様々な色の花が咲くことから、この名になったと言われています。
もし機会がありましたら是非行ってみて下さい。
4月の下旬までは咲いていると思います。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:10px;"><img alt="100414Earth.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/100414Earth.jpg" width="227" height="227" /></div>

さて、私のブログは今月から内容が少しリニューアルします。今まではどちらかというと、主として日本国内のお話を中心に書いてきましたが、これからは私が今まで調査や会議で訪れ、見たり聞いたりした世界各地の動植物の面白く、また不思議なお話、そしていろんな人々と会った時のエピソード、動植物を用いた面白い玩具等もたくさん紹介していこうと思っています。いままで訪れた国々は米国やカナダを皮切りに、カリブ地域、エクアドル、アルゼンチン、ブラジル、チリ、フィージ諸島、ニュージーランド、オーストラリア、ネパール、インド、中国北部、マレーシア等、その他西欧や東欧諸国等を調査で訪れました。

それぞれの地域で見聞きし、その時の発見や感動、驚きが
今の私を支えていると言えます。
日本の常識は世界の非常識、世界の常識は日本の非常識とよく言いますが、
私の紹介を通じて皆さんが新しいものの見方や考え方を
発見して頂ければ幸いだと思っています。

そして今まで以上にいかに日本と言う国が世界でも珍しいくらい
素晴らしい自然に恵まれた国であり、また愛すべき国なのかに
気づいて頂ければ嬉しいです。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/04/post_62.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 14 Apr 2010 09:40:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>春の主役「タンポポ」の名前の意味は？</title>
         <description><![CDATA[皆さん、今年の春はどうしてこんなに寒いのでしょうか。辛いです。
でも京都は寒いながらも日が射し、風がない時は春の暖かさを感じる日もあります。
嵯峨嵐山の斜面には桜が開花し二分咲きになっています。
この桜を、渡月橋（とげつきょう）から眺める風景はとても素敵です。
是非一度見に来て下さい。
ところで「この桜に負けないくらいに私だって」と言わんばかりに、コンクリートや
石の割れ目から力強く咲いているタンポポの花が目につく季節となりました。
今日はもう一つの春の主役であるタンポポのお話です。

タンポポはキク科の植物で、仲間の多くはヨーロッパからアジアにまたがる
ユーラシア大陸に広く分布しています。
英名でダンディライオン（dandelion）と呼んでいますが、調べましたら、
これはフランス語のライオンの歯から来ているそうです。
きっとギザギザした葉がライオンの牙やたてがみを思い起こさせるからでしょうか。
日本でのタンポポという呼び名は西洋的である様な？そうでない様な？何とも言えない
不思議な呼び名ですが、皆さんはこの名前の由来は何だと思われますか。
実は、学者の間でも何処から来た名前なのか諸説があってはっきりしていないようです。
植物学者の中村弘氏が、「植物名の由来」という本の中で
「民俗学者の柳田邦男が、タンポポといえば、鼓（つづみ）を打つとき奏でる
タン、ポンポンという音からの連想に由来し、あの茎の両端を細かく裂いて水につけると
反り返り放射状に広がった両端がちょうど鼓の形になったからだと記述しており、
まさに、子ども達がこの鼓を作ってタン、ポンポンと呼びながら遊んでいたものが
短くなってタンポポになったと考えられる」と書かれておられます。
皆さんはどう思われますか。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="ShirobanaT1.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/ShirobanaT1.jpg" width="227" height="227" /></div>

ところで、今ではタンポポの花の色と言えば黄色しか連想されませんが、私の学生の頃までは、関西から中国地方を中心に、セイヨウタンポポなどの帰化種が侵入するまでは、タンポポといえばシロバナタンポポを指していたほど、白い花のタンポポが普通に咲いていたのです。
新潟育ちの私が、学生の頃中国地方を旅したとき道ばたのあちらこちらに咲いているタンポポが白色だったのでビックリした事を覚えています。
でも最近はセイヨウタンポポにおされてだんだんその生息地域を失い、今ではほとんど見る事が難しくなっているように思われます。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="ShirobanaT3.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/ShirobanaT3.jpg" width="159" height="252" /></div>

桜が咲き始めた嵐山に続く道を嵯峨嵐山駅から歩いていた時の事です。道に面した庭先のコンクリートの割れ目から、なんと白いタンポポが！
そうです「シロバナタンポポ」が咲いていたのです。おもわず懐かしくなって携帯写真を撮ってしまいました。
昔から日本に生息していた在来種で、花の大きさは直径3.5～4.5cmほどです。かつては本州関東より西から九州に至るまで分布し、西の方ほど多く分布していたそうです。例外的に北海道でも見つかった事があるとか。

春と言えば桜ですが、もう一つの主役、タンポポ。
その中でも頑張って生き残っているシロバナタンポポを見に嵯峨嵐山に是非お越し下さい。
きっと元気がもらえますよ。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/03/post_61.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 31 Mar 2010 10:02:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「桜花鳥」が日本の空を舞う日は？</title>
         <description><![CDATA[皆さん、やっと暖かくなりサクラの蕾も膨らんできました。
もうすぐ開花ですね。
サクラといえば、奈良時代に「桜花鳥」と書く奇麗な鳥が
日本の空を舞っていましたが、何の鳥かお分かりでしょうか。

それは現代では「朱鷺」と書き絶滅に瀕している、
国の天然記念物の鳥「トキ」の事です。

先日、新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで野外に放つための訓練をしていた
トキ9羽が、ゲージの中に侵入したテンに襲われて死んでしまったという
悲しいニュースが流れました。
私も以前この仕事に少し関わっていた事があり佐渡まで行っていましたので
とても残念でなりません。
この絶滅に瀕しているトキの保護増殖に、現地で日々悪戦苦闘しておられる方々の
悲しみと悔しさが伝わってきます。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="Toki01.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Toki01.jpg" width="170" height="170" /></div>

トキは、コウノトリ目トキ科の鳥。
学名は日本を象徴するようにNipponia nippon（ニッポニア・ニッポン）です。
19世紀迄は東アジアに広く分布しており珍しくない鳥で、体長は約76cm、翼開長は約130 cm。
朱色の皮膚が露出している顔、下方に湾曲したくちばしが特徴です。
18世紀中頃の江戸時代、農地を増やすために実施された開墾による農地面積の増加に従って、ドジョウ等の餌場の環境が増えるに従い、急激に日本全国に分布を広げていったようです。

当時、トキは田畑を踏み荒らす害鳥扱いをされ、あまりにトキが多く困っていたため、
お上にトキ駆除の申請を出した地域もあったほどだったとの記録が残っています。

実は、享保19年（1734）、幕府が領内津々浦々に至るすべての産物を
調べて報告するために医官の丹羽正伯に命じて、
組織的に約７万町村以上の村々を対象に全国の動植物の調査がなされています。
これは日本最初の全国動植物調査と言えます。
この「享保・元文諸国産物帳」は全動植物の名称を一覧化した帳面と、
絵図帳の2種類からなっていました。
この1735年の情報を元に農学史の研究者であった安田健氏は
国別のトキの全国分布図を作成し、日本ではじめて
江戸時代のトキの分布を明らかにしたのです。
これによれば、トキは北海道から九州までほぼ全国に生息していた事が分かっています。
かつて、私もこのお仕事の手伝いをさせていただいたことがあります。
長崎県対馬でこの資料を発見し、記録の整理や、
江戸時代と今の動植物名の違い等を研究させていただきました。

しかしこのように全国至る所に生息していたトキも、
肉が身体に良いとされて捕食されたり、奇麗な羽根を取る目的で乱獲されたり、
農地での農薬の使用等により、1925年か1926年ごろには
絶滅したとされるほどにその姿を消してしまいました。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="Toki02.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Toki02.jpg" width="227" height="227" /></div>

幸いかな、昭和に入って佐渡島で目撃例が報告され、1932年5月には加茂村（→両津市、現佐渡市）の和木集落で、翌昭和8年（1933年）には新穂村（現佐渡市）の新穂山で営巣が確認されたことから、1934年に天然記念物に指定されたのです。
当時はまだ佐渡島全域に生息しており、生息数は100羽前後と推定されました。
しかしその後、さらなる農薬の使用、農地の減少などでその数が激減し、2003年10月10日朝、最後の日本産トキ（名前はキン）の死亡が確認され、日本産のトキは絶滅しました。

現在は生物学的にはまったく同一種である中国産のトキを借りて人工繁殖を行い、
2009年には、ようやく162羽まで回復して来たのです。
そして2008年から2009年にかけて日本の佐渡島において
人工的に繁殖された30羽が放鳥され空を飛び回るまでに至っています。
このような放鳥のためのリハビリ訓練中のトキ9羽がテンに食べられてしまったのです。

農地という私たちの身近なところで生息していたトキは
私たちの生活環境の変化で絶滅し、トキを愛する多くの人たちの知恵と努力で、
再度復活させて日本の空に舞わせようとしています。
是非皆さんも日本を代表するトキの復活に関心を持ってください。
トキが舞う事は私たち人間も安心して暮らせる環境が戻って来た事を意味するからです。]]></description>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 17 Mar 2010 10:02:00 +0900</pubDate>
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         <title>猪突猛進のイノシシがやって来た！</title>
         <description><![CDATA[皆さん、もう3月ですね。
梅も咲き終わり、もうすぐサクラの季節です。
ところで今日は大変な事のお知らせです。

<div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:16px;"><img alt="Inoshishi1.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Inoshishi1.jpg" width="227" height="170" /></div>

3千本の赤い蓮が咲くようになった京都の嵯峨野の大覚寺大沢池を久しぶりに見に行った2月下旬の事です。
大沢池の脇には「滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ」と三十六歌仙の一人・藤原道長が詠んだ歌で有名な名古曽の滝があるのですが、その滝跡から池に至る周りの芝地一面がブルドーザーで掘り返したように荒らされています。
よく見てみたら誰の仕業か分かりました。
それは「ニホンイノシシ」の親子でした。
一面に敷かれた芝地の下で生息しているミミズが大好物で
牙を芝に刺して一気に前進して掘り起こし、土の中から出て来た
ミミズや幼虫を夜中に親子で食べ回っていたらしいのです。
そこだけでは飽き足らないイノシシ親子は、美しい竹林の中にまで入り込み、
まだ出るか出ないかの小さなタケノコの芽も、
さらには梅林の根元の新しい根っこも掘り起こして餌あさりをしたようです。
大覚寺は京都でも風光明媚な観光地として有名なところ。
寺ではイノシシ対策に大騒ぎになっています。

<div class="clear"></div><div align="center"><img alt="Inoshishi2.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Inoshishi2.jpg" width="425" height="219" /></div>

イノシシの仲間は世界には約30種ほどいます。
アジアやヨーロッパで人間によって家畜化されたブタが再野生化したものが
アメリカ大陸やオーストラリアなどにも放され、
生息域を広げることになったと言われています。
日本には本州に生息するニホンイノシシと沖縄に生息するリュウキュウイノシシの
2種類が分布しています。
余談ですが中国語で「猪」という単語/文字は一般的にブタを意味して
野生のイノシシは「野猪」と表記するそうですよ。
子どもの頃はウリ坊と呼ばれ縞模様でかわいらしくみんなに親しまれています。

<div align="center"><img alt="Inoshishi3.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/Inoshishi3.jpg" width="425" height="185" /></div>

ニホンイノシシは70kgほどの体重があります。
この巨体になるイノシシですが、大きいから動きが鈍いかというとそうではありません。
時速45kmで走る事も可能で、50～60kgもある石を簡単に動かすことができます。
また、犬かき程度ですが泳ぐこともできます。
そういえば大沢池の蓮の根であるレンコンも掘り起こされていました。
そして、なんと1m以上のフェンスを飛び越えるという運動能力の高さも持っています。
このため、ただ単に垂直に防護フェンスを張って侵入を防ごうとしても、
簡単に飛び越えて中に入って来てしまいます。
でも手はあるんですよ。
じつはイノシシは頭の上を覆いかぶさるような立体感のある形をしたフェンスは
苦手なようで、防護フェンスまで近づいてチラ！と上を見たとき、
フェンスが外に向かって斜めに立てられた柵を見ると
飛び越える勇気がなくなるらしく、飛び越える事をやめてしまいます。
猪突猛進のイノシシにも苦手はあるんですね。
大沢池でも今、イノシシの侵入防止にこのような防護フェンスを作ろうと
計画が進んでいます。
イノシシと人間の知恵比べの開始です。成功する事を祈っていてくださいね。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/03/post_59.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 03 Mar 2010 10:02:00 +0900</pubDate>
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            <item>
         <title>冬の彫刻家「シモバシラ」</title>
         <description><![CDATA[みなさんこんにちは。
相変わらず寒い日が続きますね。
夜半の冷え込みは京都では想像以上ですよ。
今日はこの寒さの中で花開く世にも不思議な植物のお話です。
皆さんは霜柱を見た事がおありでしょうか。
お日様が上がり始める寒い日の早朝、庭や畑に出てみると、長さ1～2cmくらいの
氷の柱が地面一面に伸びていて、小さな小石や土を持ち上げています。
私はその上を足で踏んで遊んだものです。
昔、麦畑では霜柱で持ち上がった麦の株の周りの土を踏み固め、
霜の害から根を守る作業をよくやりました。
さて今日はこの霜柱と同じ名前を持つ「シモバシラ」のお話です。

<div style="float:left; padding-right:16px; padding-left:0px;"><img alt="ShimobashiraC.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/ShimobashiraC.jpg" width="212" height="235" /></div>

緑色の葉っぱで白い花のようなものをつけている挿絵を見てください。
この植物はシソ科の仲間で冬に茎が枯れても根は地面の中で元気に生きていて、翌年また芽を出して成長し花を咲かせる多年草の植物です。
関東から九州まで幅広く分布しており、山林の中や渓流の周辺で多く見かける事が出来ます。
ご覧の様に白い小さな花の集合で、どちらかと言えばあまり目立たないありきたりの草です。
しかし、それが初冬に大変身をするのです。

私の隣の家の川本コーヒーの常連さんでアマチュアカメラマンの羽柴さんという方がおられます。

雨の日も風の日も、晴れた日も寒い日もカメラを抱えて毎朝、
京都植物園に写真を撮りに行かれています。
今までに私もいっぱいいろんな植物の写真を見せていただきました。
ある日、世にも不思議な写真を見せてくださいました。

<div class="clear"></div><div style="float:right; padding-right:0px; padding-left:4px;"><img alt="ShimobashiraA.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/ShimobashiraA.jpg" width="227" height="168" /></div>

その名は「シモバシラ」。羽柴さんが撮影された右の写真を見てください。
枯れた茎の周りにまとわりついた白い綿のような美しい花を！
夏の姿からは想像もつきませんね。
さらにこんな事は滅多にないのですが、天女が持つ真っ白な壺のようなものすら見られます。
ちょっと手で触るだけで壊れて姿形がなくなってしまうそうです。きれいですね。

この植物は冬には普通の植物と同じように枯れてしまうのですが、
地面からまっすぐに伸びている枯れた茎が大変身しているのです。
シモバシラの枯れた茎は中が空洞になって残っていて、その中に、茎は枯れても
まだ全然元気な根が、地面からこの茎に水分を吸い上げて送り続けるのだそうです。
しかし、枯れた茎は縦方向に裂けやすくなってきているため、
下からどんどん吸い上げられた水が詰まり、茎の中で膨らんで、
その圧力で爆発し、茎の裂け目から横に広がって湧き出てきます。
そして、こんな見事な条件が揃った時だけ、
氷のシモバシラ彫刻が生まれるんだそうです。
本で調べましたら、初めての寒波で急激に冷え込んだ日で、
かつ次の条件が揃った時しか見られないそうです。

    (1) 気温が氷点下ぐらいにまで下がった早朝 
    (2) 風が弱い、または無風のとき
    (3) 雨や雪が降っていないとき
 
これらの条件が揃うと、地上に吸い上げられた水分が茎からはみ出して
「氷」となって現れるんだそうです。凄い事ですね。

<div class="clear"></div><div style="float:left; padding-right:12px; padding-left:0px;"><img alt="ShimobashiraB.jpg" src="http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/images/ShimobashiraB.jpg" width="217" height="227" /></div>

これを見たある方は
「持ち上げているのは小石ではなく、茎の表皮。一度これが出来ると茎は壊れるので、一年にたった一度だけ咲かせる冬の花」
と感想を述べておられました。
枯れてもただでは枯れないシモバシラ。
でもなんで茎が枯れているのに根は水を吸い上げ続けるのでしょうか。
このシモバシラの彫刻にはまだまだ不思議な事がいっぱいです。不思議すぎて考えていると寝られなくなります。


東京では昭和記念公園でも見られる場所があるとか。
是非皆さんもどこかでこの不思議な冬の彫刻とも言える
シモバシラの水の花を探してみてください。]]></description>
         <link>http://fushigi.fujitvkidsclub.jp/2010/02/post_58.html</link>
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         <category>2010年のエントリー</category>
         <pubDate>Wed, 17 Feb 2010 10:10:00 +0900</pubDate>
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